電話

平成24年度 患者満足度調査結果

アンケートご協力への御礼

昨年11月12日から17日までの5日間、当院業務、施設、スタッフに対する患者さんの満足度調査を実施いたしましたが、今回も大勢の方にご協力いただきました。ご協力大変に有難うございました。このアンケート調査は病院業務改善のために患者さんからのご意見ご感想を拾い上げることを目的に実施されたものです。埼玉医科大学は大学全体で「Your happiness is our happiness」との使命感を持ち患者さん中心の医療を目指して改革に取り組んでいます。今回もアンケート結果を生かして、「患者さんが安心して高度医療を受けていただける病院」を目指して病院業務や診療におけるサービス改善に努めてまいりたいと思います。

今回のアンケート調査で、最も多かったご意見はやはり「待ち時間」についてでありました。「待ち時間」については大病院の宿命みたいなところもありますが、改善できるところは全力を挙げて変えていく決意です。「待ち時間」についての問題点は患者さんの数に比べて外来医師や診察室の不足にあります。また、緊急患者さんや予約なしの患者さんも受け入れてあげたいとの気持ちから予定通りにいかないこともあると思います。解決策として、施設の面の拡張がありますが、これ以上外来診察室や検査室を拡張するスペースがないために現状では大幅な診察室、検査室の増加はできませんが、今後の病院改修時に外来診察室や検査室の増設も重要課題として取り組んでまいります。もちろんそれ以外の点で改善できること、たとえば「順番が明示されること」や「待ち時間がわかること」などあるいは「待合室の改善」などは行わなければなりません。施設の改善時に是非とも実現したいと考えております。

昨年のアンケートでご意見をいただき、いくつか改善できたところもあります。たとえば、施設面については、まず外来においては「売店」の項目で、また、入院患者さんからは「トイレ」の項目において低い評価でありました。昨年の秋に地下売店をコンビニエンスストアに替え、商品も大きく変わりより良くなったと聞いております。営業時間も朝8時30分から19時までに延長いたしました。トイレもウォシュレットに替えております。内視鏡検査専用のトイレットも設置できました。これまでのご不便が改善されております。

次に接遇面について、言葉使いや態度に一部、不十分、不適切であるとのご意見をいただきました。この点については1年を通じて接遇キャンペーンを続けております。職員を対象とする研修会も定期的に行い、接遇態度改善に務めております。院内環境については、入院患者さんからの回答では「食事の内容」、「食事時間や面会時間」に対するご意見がありました。食事の内容については毎年指摘されるところですが、限られた条件の中、栄養とおいしさの満足を達成する難しさと昨年同様いまだに格闘中であります。それでも有料メニューの導入を行いレパートリーを広げたりしております。なお一層努力したいと思います。面会時間については土、日、祝日は午前より面会できるように拡張いたしました。

当院は幅広い診療を可能とする急性期型の総合医療センターです。本年3月に東洋一を誇る周産期センターも完成いたしました。救命救急センターも拡張いたします。県下では最大規模の医療センターとなっております。また、設備も拡充し手術室の増室やPET/CTなどの最先端機器の導入も検討されております。これも地域の皆さんに「安心して高度医療を受けていただける病院」を目指しての改革であります。これからも患者さんの声を最大限尊重して患者さん中心の医療センターを目指してまいります。ご協力大変にありがとうございました。

病院長  堤 晴彦

埼玉医科大学バナー 埼玉医科大学看護学校バナー
http://isp-sik.sakura.ne.jp/smc/chiken/hec/opt-out/