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令和4年度 患者満足度調査結果

アンケートご協力への御礼

当院では、医療サービスの質の向上を目的とした満足度調査を毎年実施しております。ご協力下さった799名(外来425名、入院374名)の皆様への感謝とともに、2022年秋の調査結果をご報告いたします。

まず、昨年に比してご回答下さった方が大幅に増えたこと、今年度より新たに始めたWeb方式でのご回答にご協力下さった方が少数ながらもいらっしゃったことにお礼を申し上げます。

当院に期待する医療については、外来、入院ともに、救急医療または重篤な患者さんへの高度医療、専門的医療、がん医療、地域医療機関との連携が同じ様に上位を占めていました。地域連携への期待が例年同様多く聴かれた点については、昨今の社会情勢も踏まえ、私どもといたしましても施設や各職種が点ではなく面でつながることの重要性を強く認識しているところです。具体的には、入退院支援に従事するスタッフと専門職であるソーシャルワーカーとの協働に、力を注いで参りました。
国からもアドバンス・ケア・プランニング(人生会議)の重要性が示されていますが、病であろうとなかろうと、お一人おひとりの当たり前の毎日こそがかけがえのないものであることは言うに及びません。その日々を守るために、より利用しやすくあたたかくかつ機能的な支援を実現すべく努めて参ります。

施設面については、数年来ご迷惑をおかけしている改修工事が一区切りついたこともあり、入院においては全体的に満足度が上昇していました。
引き続き改修予定となっている外来部門も含め、少しでも快適に過ごして頂けるよう引き続き対応して参ります。一例として、ご要望の多かった院内Wi-Fiの開通が叶いましたので、適宜アップデートしつつ快適なオンライン環境を提供して参ります。一方、駐車場、アクセス、診察や会計の待ち時間に関するご指摘が多いのは例年通りで、スマートフォンの予約アプリをご利用いただけるシステムや医療費あと払い決済システムを整えてはおりますが、まだまだ工夫の余地があるものと受け止めております。

そして、診察・接遇面について。職員の対応については全体的にあたたかいお言葉を賜り、大変嬉しくそしてありがたく感じております。しかしながら、当然、厳しいお言葉も頂戴しておりますので、なお一層気を引き締めて参ります。

以上、今回の病院満足度調査の概略についてご報告申し上げました。病院は、人々が「好んで足を運ぶ場所」ではありません。しかし、患者さんにとってもご家族にとってもそして私ども職員にとっても、人生の一幕を過ごす大切な場でもある ことも事実です。思いもよらなかった有事をはじめ厳しい社会情勢が続く中ではございますが、皆さまとともに「病気や怪我で大変だね、でも川越でよかったね」と思っていただけるような病院であるべく、そしてそういう街の支えとなるべく努めて参ります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。そして、ありがとうございました。

病院長  別宮 好文

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