研修の理念
初期臨床研修は、医学教育の卒前教育、卒後教育、生涯教育のうち、医師としてはじめて責任ある医療行為を行う時期であり、この期間に習得される医療・医学に対する考え方、技術・技能が研修医個々の医師としての将来への基盤を形成し、方向付ける非常に大切な研修期間と位置付けられる。
初期研修の理念は厚生労働省より明示されており、『医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、医学医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基礎的な診療能力(態度、技能、知識)を身につける』と謳われている。 当センターの研修はその理念のもとに行われるものである。
研修の基本方針
- 研修管理委員会を設置し、初期臨床研修医が研修目標を達成できるように支援する。
- 医師、看護師、検査技師、事務職員が協力して研修施設としての役割を果たす。
- 研修プログラムを定期的に見直し、研修の質の向上をはかる。
- 初期臨床研修医が臨床研修医就業規則を遵守し、研修に専念できるようにする。
- 研修に関する問題が生じた場合は事務局を通して研修管理委員会で解決をはかる。