歯科口腔外科研修概要
歯科口腔外科の特徴
当科は地域基幹病院の歯科口腔外科であるため、 口腔外科処置を中心とした診療活動を行っている。 また院内他科入院中の患者の歯科治療も行っている(有病者の歯科治療)。
なお当センターは三次専門高度救命救急センターを併設し、 夜間休日の救急診療体制を整えているため、 当科も夜間休日時間外外来を開設している。
研修指導責任者・指導者
- 研修指導責任者
- 金子貴広(教授)
- 指導者
- 那須大介(講師)
日野峻輔(講師)
診療実績
年間外来患者数は約21,000名である。
外来小手術(生検を含む)は約200件で、埋伏抜歯は多数行っている。
入院患者数は外傷4名、炎症48名、骨折39名、腫瘍16名、囊胞62名、抜歯48名、その他19名であった。
研修方法
埼玉医科大学総合医療センター歯科口腔外科では前述の初期臨床研修プログラムにしたがって、歯科口腔外科診療における診療の基本を習得する。
研修期間中は指導医の指導、監督のもと基礎的事項を学び、病棟においては医師団の一員として患者を受け持ち、外来においては可能な限り術者としての経験を積む
研修中の経験目標・到達目標
前述の初期臨床研修プログラムにしたがって評価を受ける
A経験すべき診察法・検査・手技
- 基本的身体診察法
- 口腔の解剖、生理機能に関する基礎的知識の習得。診察による所見の記載。
- 基本的な臨床検査
- 口腔内診査。血液検査。X線検査(CT、MRIを含む)。
- 基本的手技
- 病棟:基本的な病棟処置を習得。
外来:基本的な歯内療法、保存修復、歯周治療の習得。基本的な補綴治療の習得。
基本的な口腔外科の習得。
B経験すべき症状・病態・疾患
- 頻度の高い疾患
- 齲蝕・歯周病、智歯周囲炎、外傷
- 緊急を要する疾患
- 外傷、急性炎症
- 経験が求められる疾患・病態
- 腫瘍、粘膜疾患
その他
研修希望者は日本口腔外科学会に入会する。(自己負担)
研修に関する問合せ先
Phone:049-228-3687(外来)
金子貴広(教授)