2025年4月24日更新
| 完全予約制 | 〇 | 予約不要 | - |
| WEB・FAX紹介 | 〇 | 紹介状必須 | 〇 |
埼玉医科大学総合医療センター脳神経内科は2004年に開設され、日々進歩している若くて活気ある教室です。脳神経内科では、免疫性神経疾患、末梢神経疾患、脳血管障害、変性疾患をはじめとする多彩な神経疾患の治療と研究に当たっています。
特に、多発性硬化症・視神経脊髄炎、パーキンソン病、重症筋無力症、頭痛、免疫性末梢神経疾患(ギラン・バレー症候群・慢性炎症性脱髄性多発根神経炎等)、脳血管障害、筋緊張性ジストロフィーについては専門外来を開設し、治験や新治療薬の導入にも前向きに取り組んでいます。また、全国あるいは世界規模の治療介入試験にも積極的に参加しております。
当科の最大の特徴は免疫性神経疾患に対する高度かつ先進的医療を提供できることです。多発性硬化症、視神経脊髄炎、免疫性脳炎・脊髄炎、免疫性末梢神経疾患、重症筋無力症などの免疫性神経疾患において、従来の免疫療法(ステロイド療法、免疫グロブリン療法、血液浄化療法、免疫抑制療法等)に加えて分子標的薬を駆使した最新の治療を積極的に導入し、寛解をめざすだけではなく、日常生活活動度およびquality of life (QOL)を最大限に高めることを目標に治療を組み立てています。
当科は脳血管障害診療にも力を入れており、年間を通して約370名以上の脳血管障害患者を受け入れ、超急性期治療であるrt-PA治療や脳血管内治療(カテーテル治療)、急性期から回復期への内科治療・リハビリテーション治療を積極的に行っています。
研究面では、神経難病を対象にした臨床的研究、免疫学的研究を行っており、厚生労働省の難治性疾患克服研究班に参加し、免疫性神経疾患の病態解明、治療法開発の一端を担っています。研究室において末梢血リンパ球サブセットや神経抗原に対する各種自己抗体の解析を行い、病態解明と治療開発に主眼をおいて研究を進め、臨床へのフィードバックを実現しております。
難病診療に対する当科の取り組みとして、慢性神経難病の短期の定期評価入院(難病ドック)があります。根治療法のない慢性神経難病はいったん診断されると、多くの場合、外来あるいは地域の医療施設、療養施設で長期的に経過観察となり、定期的な通院や病状評価が困難となってきます。そこで、慢性神経難病患者を対象として、病状変化の評価、環境調整、治療内容の修正を行うことを目的に、年1回を目安に短期評価入院を行います。評価後は外来あるいは紹介元のご施設に戻っていただきますが、難病ドックを通して慢性神経難病患者さんのQOLを高めていきたいと考えています。
当科の重要な役割の一つに、優れた医師、脳神経内科医を育てることがあります。当科におけるキャリアプランとして、脳神経内科疾患全般に対応でき、開業や在宅医療を通して地域医療で活躍できる人材を育成する「総合脳神経内科医(General Neurologist)コース」、専門性を持つ脳神経内科医として基幹医療施設で活躍する人材を育てる「専門的脳神経内科医(Expert Neurologist)コース」、臨床医学研究、教育・指導の分野で活躍できる人材を育成する「アカデミックキャリア(Academic Career)コース」を用意し、未来ある若手医師が多様なキャリアプランを選択できるよう対応しております。
「神経疾患の患者さんを診る」ことは、それぞれの訴えや症状から、医学的知識を駆使してどんな疾患が隠れているかを推測し、必要な検査や診察を行って病態の核心に迫っていく、というプロセスだけではありません。患者さんの生き方や価値観を理解したアプローチを行うことも必要です。その結果、たとえ根治を見込めない難病でも日々の診療において満足感を高めていただくことは可能です。当科にかかわる医療スタッフには、医学的研鑽(さん)だけではなく、幅広い教養や人間としての成長が得られるような環境をこれからも提供していきたいと考えています。
これからも、地域の皆さんに最善の医療を提供すべく、診療、研究、教育に励んで参ります。
当科では、脳血管障害、免疫性神経疾患、末梢神経疾患、変性疾患、頭痛、認知症、てんかんをはじめとする多彩な神経疾患の診療を行っております。
特に、多発性硬化症、脳炎、脊髄炎、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症などの免疫性神経疾患に対する治療法として、免疫療法(ステロイド療法、
免疫グロブリン療法、血液浄化療法、免疫抑制療法など)を駆使した最新の治療を行っており、最近では血液浄化療法の先駆的な治療法の研究開発により
良好な治療成績をあげ、国際的にも高い評価をも受けております。
各疾患については専門外来を設定しており、患者さんへ高度な治療を提供しております。
〜予約の流れ〜
脳神経内科の対象疾患は、脳、脊髄、末梢神経、筋肉の領域において発症する病気であり、多岐にわたります。
具体的には、脳血管障害(脳梗塞)、変性疾患(パーキンソン病、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、認知症)、脱髄性疾患(多発性硬化症、視神経脊髄炎)中枢神経感染症(脳炎、髄膜炎)、機能性疾患(頭痛、てんかん)、末梢神経疾患(ギラン・バレー症候群、糖尿病性末梢神経障害、
慢性炎症性脱髄性多発神経炎)、筋疾患(筋炎、筋緊張性ジストロフィー)が挙げられます。
脳神経内科の対象疾患の症状は多彩で「頭痛、手足のしびれ、めまい、物忘れ、手足のふるえ、手足の脱力、けいれん、手足が勝手に動く、ものが飲み込みにくい、呂律が回らない、物が二重に見える、疲れやすい、瞼が下がる、ふらつく」などがあります。
患者さん自身が症状より脳神経内科を受診すべきかどうかを判断するのは難しいときがあります。この様な場合には、かかりつけのお医者様に症状を相談し、脳神経内科受診が必要か判断していただいてください。
例外として、手足の麻痺・呂律のまわりづらさ・顔面のゆがみが「突然発症」した場合は急性期の脳血管障害の可能性が高いためすぐに救急車を要請してください。脳血管障害の場合、発症から治療までの時間が短いほど治療の選択肢が広がり、後遺症などを軽減できる可能性があるためです。
| 脳血管障害 | 脳梗塞 | 251 |
| 一過性脳虚血発作(TIA) | 5 | |
| 脊髄血管障害 | 2 | |
| その他の血管障害 | 13 | |
| 腫瘍 | 髄膜癌腫症 | 2 |
| 濾胞性リンパ腫 | 1 | |
| 腫瘍随伴性小脳変性症 | 1 | |
| その他 | 2 | |
| 感染 | 細菌性髄膜炎 | 3 |
| 無菌性髄膜炎 | 14 | |
| ヘルペスウイルスに伴う脳炎 | 1 | |
| クロイツフェルト・ヤコブ病 | 2 | |
| 感染性心内膜炎 | 1 | |
| 肺非結核性抗酸菌症 | 1 | |
| ヘルペスウイルス髄膜炎 | 1 | |
| 淋菌性敗血症 | 1 | |
| 帯状疱疹 | 1 | |
| COVID-19 | 2 | |
| 自己免疫性疾患 | 原因不明脳炎 | 4 |
| 免疫介在性辺縁系脳炎(NMDAR抗体含む) | 8 | |
| 神経サルコイドーシス | 2 | |
| 神経ベーチェット病 | 4 | |
| 神経スイート病 | 1 | |
| 好酸球増多症 | 1 | |
| 抗リン脂質抗体症候群 | 1 | |
| 全身性エリテマトーデス | 1 | |
| シェーグレン症候群 | 1 | |
| スティフマン症候群 | 1 | |
| アイザック症候群 | 1 | |
| 脱髄 | 多発性硬化症(MS) | 28 |
| 視神経脊髄炎(NMO) | 10 | |
| 急性散在性脳脊髄炎(ADEM) | 2 | |
| 白質脳症 | 3 | |
| 変性 | パーキンソン病(PD) | 9 |
| 大脳皮質基底核変性症(CBD) | 3 | |
| 筋萎縮性側索硬化症(ALS)・運動ニューロン疾患 | 26 | |
| アルツハイマー型認知症 | 3 | |
| レビー小体型認知症(DLB) | 2 | |
| 多系統萎縮症(MSA) | 6 | |
| 脊髄小脳変性症(SCD) | 3 | |
| 球脊髄性筋萎縮症 | 1 | |
| 進行性核上性麻痺 | 2 | |
| 小脳性運動失調症 | 3 | |
| 代謝・中毒 | 脳表ヘモジデリン沈着症 | 1 |
| 特発性副腎皮質機能低下症 | 1 | |
| 薬物中毒 | 1 | |
| 低血糖性脳症 | 1 | |
| 筋・神経筋接合部疾患 | 免疫介在性壊死性筋症 | 1 |
| 遠位型ミオパチー | 1 | |
| 多発性筋炎(PM) | 9 | |
| 封入体筋炎(IBM) | 1 | |
| 重症筋無力症(MG) | 32 | |
| イートン・ランバート症候群(LEMS) | 2 | |
| 筋ジストロフィー | 3 | |
| 機能性疾患 | てんかん | 27 |
| 不随運動症 | 1 | |
| 前兆のある片頭痛 | 1 | |
| 周期性四肢麻痺 | 1 | |
| ミオクローヌス | 1 | |
| 脊椎・脊髄疾患 | 脊髄腫瘍 | 2 |
| 脳脊髄炎 | 2 | |
| 馬尾症候群 | 1 | |
| 腰仙骨神経根炎 | 1 | |
| 横断性脊髄炎 | 4 | |
| 若年性一側性上肢筋萎縮症 | 1 | |
| 腰部脊柱管狭窄症 | 1 | |
| 末梢神経障害 | ギラン・バレー症候群(GBS) | 11 |
| 慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP) | 21 | |
| 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA) | 3 | |
| 帯状疱疹後多発性ニューロパチー | 3 | |
| アルコール性多発ニューロパチー | 1 | |
| 中毒性ニューロパチー | 2 | |
| 滑車神経麻痺 | 1 | |
| 帯状疱疹神経炎 | 1 | |
| 尺骨神経麻痺 | 1 | |
| 特発性末梢性顔面神経麻痺 | 1 | |
| 多発性単神経炎 | 1 | |
| シャルコー・マリー・トゥース病 | 2 | |
| 糖尿病性ニューロパチー | 1 | |
| POEMS症候群 | 1 | |
| 右上腕神経叢症候群 | 1 | |
| 神経痛性筋萎縮症 | 1 | |
| その他の末梢神経障害 | 23 | |
| 網膜・視神経疾患 | 右網膜動脈分枝閉塞症 | 1 |
| 偽乳頭浮腫 | 1 | |
| 球後視神経炎 | 5 | |
| その他 | その他 | 54 |
| 合計 | 662 |
| 氏名 | 資格 | 職位 | 専門分野 | 認定資格 |
|---|---|---|---|---|
| 海田 賢一 (かいだ けんいち)
|
教授 | 診療部長 研究主任 外来医長 教育副主任 |
免疫性神経疾患 末梢神経疾患 変性疾患 |
日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本神経学会神経内科専門医・指導医・ 代議員 日本末梢神経学会理事長 日本神経免疫学会理事 日本臨床免疫学会免疫療法認定医 |
| 傳法 倫久 (でんぼう ともひさ)
|
准教授 | 研究副主任 医局長 病棟医長 |
脳血管障害 脳神経血管内治療 脳卒中急性期画像 |
日本神経学会神経内科専門医・指導医 日本脳卒中学会脳卒中専門医・指導医 日本脳神経血管内治療学会専門医 日本内科学会認定医 |
| 王子 聡 (おうじ さとる)
|
准教授 | 教育主任 研修医長 |
免疫性神経疾患 血液浄化療法 |
日本神経学会神経内科専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本アフェレシス学会血漿交換療法専門医 日本認知症学会専門医 |
| 山元 正臣 (やまもと まさおみ)
|
助教 | 臨床神経学 末梢神経疾患 電気生理学 |
日本内科学会専門医 日本神経学会神経内科専門医 日本臨床免疫学会免疫療法認定医 日本認知症学会専門医 |
|
| 古川 義浩 (ふるかわ よしひろ)
|
助教 | 臨床神経学 | 日本内科学会専門医 | |
| 堤 俊輔 (つつみ しゅんすけ)
|
助教 | 臨床神経学 | ||
| 吉田 裕一 (よしだ ゆういち)
|
助教 | 臨床神経学 | ||
| 市川 忠 (いちかわ ただし)
|
客員教授 | パーキンソン病 神経変性疾患神経 リハビリテーション学 |
日本神経学会認定神経内科専門医・指導医・代議員 日本認知症学会専門医・指導医 日本高次脳機能障害学会代議員 |
|
| 深浦 彦彰 (ふかうら ひこあき)
|
客員教授 | 免疫性神経疾患 血液浄化療法 |
日本神経学会脳神経内科専門医・指導医 | |
| 荒木 学 (あらき まなぶ)
|
客員教授 | 免疫性神経疾患 | 日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本神経学会神経内科専門医・指導医 日本臨床免疫学会免疫療法認定医 日本認知症学会専門医 |
|
| 伊﨑 祥子 (いざき しょうこ)
|
非常勤講師 | 免疫性神経疾患 神経感染症 |
日本神経学会神経内科専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・指導医 |
|
| 木下 正信 (きのした まさのぶ)
|
非常勤講師 | 筋疾患 | ||
| 篠江 隆 (しのえ たかし)
|
非常勤講師 | 臨床神経学 神経病理学 |
日本神経学会神経内科専門医・指導医 日本内科学会認定医 |
|
| 成川 真也 (なるかわ しんや)
|
非常勤講師 | 末梢神経疾患 電気生理学 免疫性神経疾患 |
日本神経学会神経内科専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本臨床神経生理学会専門医 |
|
| 畑中 裕己 (はたなか ゆうき)
|
非常勤講師 | 神経筋電気診断学(臨床神経生理学) 脳卒中 |
日本神経学会専門医・指導医 日本神経生理学会専門医・指導医 日本脳卒中学会専門医・指導医 日本内科学会専門医・指導医 |
|
| 三井 隆男 (みつい たかお)
|
非常勤講師 | 末梢神経疾患 電気生理学 |
日本臨床神経生理学会専門医 | |
| 原 渉 (はら わたる)
|
非常勤講師 | 頭痛 脳血管障害 |
日本神経学会神経内科専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本頭痛学会専門医 日本認知症学会専門医 日本脳卒中学会専門医・指導医 |
|
| 堀内 碧 (ほりうち みどり)
|
非常勤医師 | 臨床神経学 |
日本神経学会神経内科専門医 日本内科学会認定医 |
|
| 吉田 典史 (よしだ のりひと)
|
非常勤医師 | 神経変性疾患(パーキンソン病関連疾患) | 日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本神経学会神経内科専門医・指導医 |
|
| 板谷 早希子 (いたや さきこ)
|
非常勤医師 | パーキンソン病関連疾患 | 日本内科学会総合内科専門医・指導医 日本神経学会神経内科専門医・指導医 |
|
| 橋本 ばく (はしもと ばく)
|
非常勤医師 | 免疫性神経疾患 | 日本内科学会認定医 日本神経学会神経内科専門医 |
| 脳神経内科 | ||||||
| 月曜日 Monday |
火曜日 Tuesday |
水曜日 Wednesday |
木曜日 Thursday |
金曜日 Friday |
土曜日 Saturday |
|
| 午前 | ||||||
| 初診 |
海田 賢一 (Kaida Kenichi) |
山元 正臣 (Yamamoto Masaomi) |
海田 賢一 (Kaida Kenichi) |
王子 聡 (Oji Satoru) |
(交替制) |
|
| 王子 聡 (Oji Satoru) |
中島 昌典 (Nakajima Masanori) (2.4週) |
|||||
| 傳法 倫久 (Dempo Tomohisa) |
||||||
| 再診 |
脳血管障害 傳法 倫久 (Dempo Tomohisa) |
古川 義浩 (Furukawa Yoshihiro) |
深浦 彦彰 (Fukaura Hikoaki) (1,3週) |
|||
| 専門外来 |
筋ジストロフィー 木下 正信 (Kinoshita Masanobu) |
|||||
| MS/NMO 荒木 学 (Araki Manabu) |
脳血管障害 傳法 倫久 (Dempo Tomohisa) |
|||||
| 午後 | ||||||
| 専門外来 |
MS/NMO/MG 王子 聡 (Ouji Satoru) |
パーキンソン病 板谷 早希子 (Itaya Sakiko) (1.3週) |
パーキンソン病 市川 忠 (Ichikawa Tadashi) (1,3週) |
末梢神経・ 神経免疫 海田 賢一 (Kaida Kenichi) |
筋ジストロフィー 木下 正信 (Kinoshita Masanobu) |
|
| パーキンソン病 吉田 典史 (Yoshida Norihito) (2.4週) |
MS/NMO 深浦 彦彰 (Fukaura Hikoaki) (1,3週) |
|||||
| 再診 |
篠江 隆 (Shinoe Takashi) |
山元 正臣 (Yamamoto Masaomi) |
||||
| 中島 昌典 (Nakajima Masanori) (2.4週) |
||||||
●令和4年4月1日より初診外来は紹介元の医療機関からの申込による完全予約制となります。
(FAX診療予約サービスをご確認ください)
●再診について
筋ジストロフィー専門外来の再診には、変更ございません。
●再診外来は完全予約制です。まず月曜日から土曜日までの午前の初診外来を受診され、
検査や専門的治療が必要な場合には、外来担当医がそれぞれの専門外来の予約をいたします。
埼玉医科大学総合医療センター脳神経内科は2004年に開設され、日々進歩している若くて活気ある教室です。脳神経内科では、免疫性神経疾患、末梢神経疾患、脳血管障害、変性疾患をはじめとする多彩な神経疾患の治療と研究に当たっています。
当科では年間を通して250名以上の脳血管障害患者を受け入れており、超急性期治療であるrt-PA静注治療や脳血管内治療(カテーテル治療)、引き続いて急性期から回復期への内科治療・リハビリテーション治療を積極的に行っています。
研究面では、神経難病に代表される神経疾患の研究を行っており、厚生労働省の難治性疾患克服研究班、免疫性神経疾患の班員を務めています。多発性硬化症、脳炎、脊髄炎、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症などの免疫性神経疾患に対する治療法として、免疫療法(ステロイド療法、免疫グロブリン療法、血液浄化療法、免疫抑制療法など)を駆使した最新の治療を行っており、最近では血液浄化療法の先駆的な治療法の研究開発により良好な治療成績をあげ、国際的にも高い評価を受けています。さらに、末梢血リンパ球サブセット、血清サイトカイン、酸化ストレス、各種自己抗体などの測定を行い、病態の解明と新規治療探索に主眼をおき研究しています.最新の知見をもとに実臨床へのフィードバックを実現しています。また、神経難病に対する臨床治験、最新治療の導入も積極的に行っています。
当科では、脳神経内科に興味のある医学生や初期研修医の見学を随時募集しています。
当科は日本神経学会認定の教育施設であり、豊富な症例を経験できるだけでなく、一般の医療機関では施行頻度の少ない神経・筋生検、電気生理検査などの専門的手技を習得することが可能で、脳神経内科専門医の取得を目指すことができます。
加えて、当院は全国有数の神経免疫疾患症例数を持ち、様々な先進医療,臨床治験に関わることができます.
また、脳神経内科は対象疾患が多岐にわたり、他科の疾患を合併していることも多く、全人的な対応が求められることが多い診療科です。一人一人の患者さんの診療を通じ、治療技術のみならず、多職種との連携、患者さんの背景を考慮した治療方針の決定などを習得することができます。
興味のある方は下記までご連絡ください。
連絡先:〒350-8550 埼玉県川越市鴨田1981
埼玉医科大学総合医療センター脳神経内科
電話 049-228-3460(脳神経内科医局直通)
e-mail: osatoru@saitama-med.ac.jp (研修医長:王子 聡)
脳神経内科医・内科専攻医募集
当科では脳卒中(血栓回収治療を含む),神経免疫疾患,変性疾患,神経難病に対する先進的治療に関して興味のある医師を常時募集しております.上記連絡先にご連絡いただければご相談に対応致します.
当科へご紹介いただく際には,診療情報提供書を作成していただき、患者さんに持参させてください。当科の初診外来は完全予約制となっておりますので,お手数ですが当院のFAX予約制度をご利用いただき事前の予約取得をお願い致します。詳細は下記リンクをご参照ください。
■病診連携室HP
http://www.kawagoe.saitama-med.ac.jp/01consultation/central_departments/byousin/
FAX予約以外の場合、祝祭日を除く月曜日から土曜日の午前8時30分から11時に受け付けつけています。
専門外来へのご紹介を希望の場合や,診察を希望される医師がございましたら診療情報提供書にご記載ください。
ご不明な点がございましたら神経内科外来までご連絡ください。
脳神経内科外来 TEL: 049-228-3603