埼玉医科大学総合医療センターロゴ 埼玉医科大学総合医療センター 臨床研修センター

ごあいさつ

 埼玉医科大学総合医療センターは、埼玉医科大学としては2番目の病院として1985年(昭和60年)に川越に開院し既に30年余りが経過致しました。今日では36診療科、病床数1053床、医師数400名以上を有する県内最大規模の病院に成長し、全国でもトップクラスの高度救命救急センターと総合周産期センターを有しております。また、地域がん診療連携拠点病院として全ての領域のがん診療にも力を入れています。現在、当院は大規模な病棟改築工事を行っており、将来的には診療科別の縦割り組織ではなく、臓器や疾患を中心に据えたセンター化構想を推進しており、埼玉医科大学3病院の中では"Super General Hospital"としてあらゆる疾患に対応できる医療施設として、かつ大学病院としての研究、教育にも重要な役割を果たすメデイカルセンターと位置付けられています。

 総合医療センターの特色は、都心にも近く交通至便な埼玉県南西部に位置する川越にあるために、県内はもとより都内を含む周辺地域まで広大な医療圏を有し極めて多くの症例に恵まれている点にあります。Common diseaseから専門性の高い疾患や希少疾患まで、そして地域診療から3次救急までと多面的な医療を展開している点にあります。このような病院の特徴を生かし、総合医療センターにおける後期研修では、全ての診療科において臨床研修指導医のもとに専門科の研修や修練を受けることが可能です。さらに、新専門医制度への対応も研修管理委員会を中心に万全の体制により後期研修医(専攻医)をサポートしています。ほとんどの診療科が基幹施設として認定されており、それ以外の診療科は大学病院や国際医療センターの連携施設として県内外の多くの連携施設を有していますので臨床医としての修練の幅をさらに広げることが可能です。埼玉医科大学では初期臨床研修終了後は、後期研修医の身分を助教(専攻医、シニアレジデント)として4年間保証しています。したがって、この間は経済的な心配をすることなく専門研修が可能であり、その後も希望があれば総合医療センターにて助教としてのキャリアを継続することも可能です。

 総合医療センターの基本理念は、「安全で質の高い医療を提供し、地域から信頼される医療機関を目指す」ことにあり、大学病院の使命である教育、診療および研究にも力を入れ、高度医療人の育成を目指し、専門医資格や博士(医学)の学位取得を奨励しています。このことは、専門医や学位取得を目指すことは個々の能力向上という意味からも重要だからです。「人は城、人は石垣、人は堀」という武田信玄の言葉がありますが、どれほど立派な城や石垣、堀を築こうとも、信頼できる人がいなければ城として機能しません。私たちは、総合医療センターという城に集う一人一人を大切にし、組織力とともに個々人がレベルアップをすることで、より優れた城である医療機関の構築を目指し、地域医療や医学・医療の発展に寄与したいと考えています。

 県内で最大規模の医療機関として、高度医療人の育成を目指す総合医療センターでの専門研修を目指す皆様を心から歓迎いたします。

埼玉医科大学総合医療センター   

病院長  堤 晴彦

研修管理委員長  木崎 昌弘