沖縄北部病院での研修（地域研修）を終えて（2年目 村松先生）
2023/08/07（月）
北部病院での研修は1.5 ヶ⽉の北部病院での研修と伊平屋島にある伊平屋診療所での2週間の研修でした。
北部病院での研修は普段所属している⼤学病院の医療とは異なる点が多くありました。業務としては⼊院から退院までの全てを⾏いました。⼊院時には疾患⾃体の重症度だけでなく、独居や⾼齢な夫婦など家庭環境をしっかり考慮して対応します。平均年齢が⾼く、100歳を超えた⽅も多く、どこまで治療介⼊するのかの判断は難しかったです。退院・転院時には⾃宅環境は整っているのか、訪問看護などのサービスは受けられているのか等その後の⽣活を想像することが重要でした。
伊平屋診療所での研修もとても充実したものでした。基本的には朝から外来診療を診療所の先⽣と⼀緒に⾏います。定期処⽅だけの患者さんもいますが、健診結果に異常があって受診されている⽅や交通外傷の⼦ども、癌終末期で島での看取り希望の⽅が受診したりします。診療科としては内科ではありますが、⼩児から⾼齢者まで⽿⿐科疾患、リウマチ、⼩児疾患も診察します。肩や膝の関節注射・⾻折した⼈のギプス固定やクラビクルバンドでの固定、⼩児のワクチン接種、エコーでのFAST, ⾻折診断、肺炎のBline 描出、グラム染⾊など、多岐の診療科にわたる⼿技を⾏いました。訪問診療、村役場での島の⾼齢
者に関しての役場と診療所の地域連携会議にも参加させていただくなど⼤学病院では経験できない研修をさせていただきました。
北部病院、島の診療所ともに週末には⾃由な時間があったので⼀緒に研修しに⾏った同期3⼈、北部病院の研修医達とたくさん遊び、プライベートも充実していました。とても貴重で忘れられない2ヶ⽉間でした。ありがとうございました。
