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令和6年度 患者満足度調査結果

アンケートご協力への御礼

当院では、医療サービスの質の向上を目的として満足度調査を毎年実施しております。ご協力くださった616名(外来287名、入院329名)の皆様への感謝とともに、令和6年度秋の調査結果をご報告いたします。

まず、当院に期待される医療については、外来・入院ともに「救急医療や重篤な患者さんへの高度医療」「専門的医療」「地域医療機関との連携」「がん医療」へのご意見が多く寄せられました。中でも、専門的治療への期待は年々高まっており、当院としてもその専門性を活かし、皆さまのご期待にお応えできるよう努めてまいります。また、地域の医療機関との連携についても、これまで以上にその重要性を強く認識しております。

いずれの分野においても、当院だけで完結できるものではなく、地域の医療機関や関係機関との連携のもと、皆さまの治療と療養を支えていくことが大切です。今後も、患者さんにとって利用しやすく、安心して継続的な医療を受けられる体制づくりに取り組んでまいります。

施設面については、外来ではトイレについて多くのご意見をいただきました。今後、外来部門を含めた改修工事を予定しておりますが、快適に過ごしていただけるよう引き続き対応してまいります。またWi-Fiの通信環境についてもアップデートできるよう検討をしてまいります。
診察や会計の待ち時間に関するご指摘も多数いただきました。マイナンバーカードでの健康保険証の確認や医療費あと払い決済クレジットサービス、オンライン診療など導入しておりますが、まだまだ工夫と改善が必要と受け止めております。

そして、診察や接遇の面においては、職員の対応に対してあたたかいお言葉や励ましを賜り、心より感謝申し上げます。いただいたお言葉は、私たちの日々の大きな励みとなっております。一方で、頂戴したご意見の中には、厳しいご指摘もございました。これらは真摯に受け止め、今後の改善にしっかりと活かしてまいります。

以上、満足度調査の概略についてご報告申し上げました。病院は、人々が「好んで足を運ぶ場所」ではありません。しかし、患者さんやご家族、そして私たち職員にとっても、人生の一幕を過ごす大切な場所であることは間違いありません。
厳しい社会情勢が続く中ではありますが、「病気やけがで大変だったけれど、埼玉医科大学総合医療センターで本当によかった」と思っていただけるような、地域の支えとなる病院であり続けられるよう、今後も努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

病院長  別宮 好文

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