2024年1月22日更新
埼玉医科大学総合医療センターは2007年1月に地域がん診療連携拠点病院、2020年4月には地域がん診療連携拠点病院(高度型)に指定されました。
埼玉県は、都道府県がん診療連携拠点病院が埼玉県立がんセンター、地域がん診療連携拠点病院(高度型)が埼玉医科大学総合医療センター、埼玉医科大学国際医療センターの2施設、地域がん診療連携拠点病院が10施設あります。当院は、がんの患者さんに対して、地域から信頼される、安全で質の高い医療を提供するよう心がけています。また、急性期総合病院の立場から、様々な併存症のあるがん患者さんにも対応でき、かつ緊急を要するがん患者さんに対しても早急に受け入れる体制が整っています。
地域がん診療連携拠点病院(高度型)は、前述の地域がん診療連携拠点病院指定要件1から7までの要件を満たしていることに加えて、以下の指定要件を満たすことが求めされています。
*「望ましい」(1) :指定要件は「原則必須、必須、望ましい」等に分類されています。
がんゲノム医療を受けられる病院は厚生労働省より指定されています。がんゲノム医療(1)を牽引する高度な機能を有する医療機関として臨床試験や治験を担う全国12カ所の「がんゲノム医療中核拠点病院」、がんゲノム医療中核拠点病院と連携し治療にあたる161カ所の「がんゲノム医療連携病院」、中核拠点病院と連携病院の間に位置づけられ単独で治療方針の決定ができる33カ所の「がんゲノム医療拠点病院」があります。
埼玉県のがんゲノム医療拠点病院は、埼玉県立がんセンター、埼玉医科大学国際医療センターの2施設、がんゲノム医療連携病院は、埼玉医科大学総合医療センター(2018年4月に指定)、さいたま赤十字病院、獨協医科大学埼玉医療センター、埼玉県立小児医療センターの4施設があります。
*がんゲノム医療(1):がん細胞の遺伝子の変化を調べることで、患者さんのがんの特徴を知り、その特徴に応じて、患者さんにより適した治療法を見つけようとするものです。
*がん遺伝子パネル検査(2): がん組織を調べることで、一人ひとりに適したがんの治療薬を探す方法です。保険診療と自費診療の検査があり、当院は保険診療、自費診療を実施しています。
*エキスパートパネル(3):検体のゲノム解析が終了後に、推奨治療を検討するカンファレンスです。
*C-CAT(4): がんゲノム情報管理センター(Center for Cancer Genomics and Advanced Therapeutics)、国立がん研究センターに設置されています。