2018年6月6日掲載
日本放射線腫瘍学会の認定施設に認定されています。
放射線治療は外科療法(手術)、化学療法とならび腫瘍・がんの治療における3本柱の一つです。近年の機器の進歩に伴い、体にやさしく、体の機能・形態を温存しつつ、より効果的な放射線治療が可能となっています。高齢者や手術困難な患者さんに対しても積極的な治療を行うことが可能です。腫瘍・がんの治療は外科療法、放射線治療、化学療法を腫瘍の状態に合わせて適切に選択することが重要ですが、その中で放射線治療は定位放射線照射をはじめとする根治的治療(がんを治すことを目的とする治療)から症状緩和を目的とする治療まで幅広い領域を網羅しています。対象疾患は多岐にわたりますので他の診療科と共同で治療にあたることが多く、密接な連携を図りチーム医療を推進して、がんを切らずに治すことを目指し治療を行っています。当放射線治療部は日本放射線腫瘍学会の認定施設に指定され、定位照射("ピンポイント照射")や小線源治療といった高精度放射線治療を積極的に行っています。また近年、危機管理の上で注目されている放射線治療の精度管理に関しては国内で数少ない放射線治療品質管理室を有し、精度の高い放射線治療を提供しています。当センター内の診療科に加え、近隣の医療機関とも密接に連携をとり、放射線治療を実施しています。