2024年11月13日更新
完全予約制 | - | 予約不要 | - |
WEB・FAX紹介 | 〇 | 紹介状必須 | 〇 |
放射線治療はがん診療の3本柱の1つとして外科手術療法、化学療法とならび重要な役割を果たしています。放射線治療機器はここ数年で目を見張る進歩があり、病変局所に放射線を集中させ治療する定位放射線照射や、腫瘍の形状に合わせ正常組織への線量を抑えた照射が可能な、強度変調放射線治療(IMRT,VMAT)などの高精度放射線治療が普及しはじめています。これらにより放射線治療はからだにやさしく、高い局所効果が期待できる治療となってきています。がん診療に関して当院は、地域がん診療連携拠点病院として埼玉県のがん医療の中核を担っています。新患の放射線治療紹介患者数は年々増加しており、2017年は900名を超える全国有数の件数となっています。院内診療科はもとより地域の医療機関との密接な地域連携によって多くの患者さんをご紹介いただいています。
当科では通常分割照射はもとより高精度放射線治療(定位放射線治療、強度変調放射線治療(IMRT,VMAT)や小線源治療から緩和的放射線治療まで、幅広い疾患・症状に対応した治療を行っています。実際の治療は紹介元の診療科の先生方と連携して日々の治療にあたります。放射線治療機器は最新型の放射線治療装置2台を有し、いずれも高精度放射線治療に対応し、子宮頸癌や前立腺癌に対する小線源治療も施行しています。当施設は日本放射線腫瘍学会認定施設(A)に認定されています。
また当科は放射線腫瘍医、医学物理士、診療放射線技師、看護師からなるチーム医療を実践している部門で、充実した診療体制となっています。これにより安全で高品質な放射線治療を患者さんに提供しています。全国に先駆けて放射線治療品質管理室をおき、放射線治療の品質管理、品質保証をチーム医療を通して行っています。これらの活動が評価され、日本医療機能評価機構による病院機能評価において当部門はS評価(最上位)をいただいています。患者さんに良質で効果的な治療を行ってまいります。
放射線治療では体の機能・形態を温存しつつ、良好は治療効果が得られる治療が可能となっています。高齢者や手術困難な患者さんに対しても積極的な治療を行うことが可能です。腫瘍・がんの治療は外科療法、放射線治療、化学療法を腫瘍の状態に合わせて適切に選択することが重要ですが、当科では定位放射線照射や強度変調放射線治療などの高精度放射線治療はじめとする根治的治療(がんを治すことを目的とする治療)から、症状緩和を目的とする治療まで幅広い領域に対応しています。対象疾患は多岐にわたりますので他の診療科と共同で治療にあたることがほとんどです。密接な連携を図りチーム医療で患者さんの診療にあたります。
放射線治療は放射線腫瘍科外来(地下1階)にて担当しています。他院からの初診は原則、月・火・水・木・金曜日午前に受診ください。初診時には紹介状、 治療の際に必要な画像検査情報をお持ちください。
049-228-3511(放射線腫瘍科直通)
全身の腫瘍性病変が対象となります。悪性腫瘍が主たる対象ですが、良性疾患でも放射線治療の適応となるものがあります。疾患によって通常放射線治療のみで治療を行うもの、定位放射線治療を行うもの、強度変調放射線治療を行うもの、化学療法との併用で行うもの、術前治療、術後治療行うものなど治療内容が異なります)
骨転移を中心に緩和的放射線治療を通院治療で施行しております。線量分割は8Gy/単回, 20Gy/4回,30Gy/10回等を用いて行います。事前電話相談を放射線腫瘍科(049-228-3511)(もしくは病診連携室)にしていただけると、患者さんの負担が少ないスケージュール調整を適切に行えますのでご相談下さい(骨転移の疼痛緩和で用いる単回照射の場合、2回の通院で緩和的放射線治療を行うことができます)。
適応の有無や治療実施可能性につきましても随時ご相談ください。
事前相談項目は下記をご参考によろしくお願いいたします。
疾患名 | 症例数 |
---|---|
脳腫瘍・脊髄腫瘍 | 23 |
頭頚部癌(甲状腺を含む) | 19 |
食道癌 | 33 |
肺癌・気管・縦郭腫瘍 | 177 |
(うち肺癌) | 174 |
乳癌 | 192 |
肝癌・胆道腫瘍・膵癌 | 16 |
胃癌・小腸癌・結腸癌・直腸癌 | 33 |
泌尿器系癌 | 245 |
(うち前立腺癌) | 196 |
婦人科癌 | 24 |
造血器リンパ系腫瘍 | 41 |
皮膚癌・骨軟部腫瘍 | 14 |
良性疾患 | 5 |
15歳以下の小児がん | 0 |
定位放射線治療(脳) | 14 |
定位放射線治療(体幹部) | 32 |
強度変調放射線治療(IMRT) | 115 |
密封小線源治療 | 14 |
核医学治療 | 35 |
氏名 | 資格 | 職位 | 専門分野 | 認定資格 |
---|---|---|---|---|
髙橋 健夫 (たかはし たけお) |
教授 | 診療部長 教育主任 |
放射線腫瘍学 腫瘍画像医学 放射線生物学 |
放射線治療専門医(日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会) がん治療認定医機構認定医 日本医学放射線学会研修指導者 |
山野 貴史 (やまの たかふみ) |
准教授 | 健康管理科専従 放射線腫瘍科兼担 |
放射線腫瘍学 | 放射線治療専門医(日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会) がん治療認定医機構認定医 日本医学放射線学会研修指導者 PET核医学認定医 |
早川 豊和 (はやかわ とよかず) |
講師 | 副診療部長 外来医長 総務医長 |
放射線腫瘍学 | 放射線治療専門医(日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会) 日本医学放射線学会研修指導者 |
内海 暢子 (うつみ のぶこ) |
講師 | 副教育主任 | 放射線腫瘍学 | 放射線治療専門医(日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会) がん治療認定医機構認定医 日本医学放射線学会研修指導者 |
齊藤 美音 (さいとう みお) |
助教 | 放射線腫瘍学 | 放射線科専門医(日本医学放射線学会) | |
町田 史晴 (まちだ ふみはる) |
助教 | 放射線腫瘍学 | ||
松本 優介 (まつもと ゆうすけ) |
助教 | 放射線腫瘍学 | ||
森田 大也 (もりた だいや) |
助教 | 放射線腫瘍学 | ||
水野 統文 (みずの のりふみ) |
講師 | 副研究主任 | 医学物理学 | 医学物理士 治療専門医学物理士 |
梅田 真梨子 (うめだ まりこ) |
助教 | 医学物理学 | 医学物理士 | |
加藤 唯斗 (かとう ゆいと) |
助教 | 医学物理学 | ||
村田 修 (むらた おさむ) |
非常勤講師 | 放射線腫瘍学 | 放射線治療専門医(日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会) がん治療認定医機構認定医 日本医学放射線学会研修指導者 PET核医学認定医 |
|
本戸 幹人 (ほんど みきと) |
非常勤講師 | 放射線腫瘍学 | 放射線治療専門医(日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会) がん治療認定医機構認定医 |
|
西村 敬一郎 (にしむら けいいちろう) |
非常勤講師 | 放射線腫瘍学 | 放射線治療専門医(日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会) 日本医学放射線学会研修指導者 PET核医学認定医 |
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惣田 梨加奈 (そうだ りかな) |
非常勤講師 | 放射線腫瘍学 | 放射線治療専門医(日本医学放射線学会・日本放射線腫瘍学会) 日本医学放射線学会研修指導者 |
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畑中 星吾 (はたなか しょうご) |
非常勤講師 | 医学物理学 | 医学物理士 放射線治療品質管理士 |
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針生 将嗣 (はりう まさつぐ) |
非常勤講師 | 医学物理学 | 医学物理士 |
放射線腫瘍科 | ||||||
月曜日 Monday |
火曜日 Tuesday |
水曜日 Wednesday |
木曜日 Thursday |
金曜日 Friday |
土曜日 Saturday |
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初診 ・ 再診 |
早川 豊和 (Hayakawa Toyokazu) |
早川 豊和 (Hayakawa Toyokazu) |
早川 豊和 (Hayakawa Toyokazu) |
髙橋 健夫 (Takahashi Takeo) |
山野 貴史 (Yamano Takafumi) |
(交替制) |
内海 暢子 (Utsumi Nobuko) |
内海 暢子 (Utsumi Nobuko) |
内海 暢子 (Utsumi Nobuko) |
早川 豊和 (Hayakawa Toyokazu) |
齊藤 美音 (Saito Mio) |
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齊藤 美音 (Saito Mio) |
齊藤 美音 (Saito Mio) |
松本 優介 (Matsumoto Yusuke) |
内海 暢子 (Utsumi Nobuko) |
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松本 優介 (Matsumoto Yusuke) |
松本 優介 (Matsumoto Yusuke) |
齊藤 美音 (Saito Mio) |
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松本 優介 (Matsumoto Yusuke) |
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午後 | ||||||
再診 |
早川 豊和 (Hayakawa Toyokazu) |
早川 豊和 (Hayakawa Toyokazu) |
早川 豊和 (Hayakawa Toyokazu) |
早川 豊和 (Hayakawa Toyokazu) |
山野 貴史 (Yamano Takafumi) |
(交替制) |
内海 暢子 (Utsumi Nobuko) |
内海 暢子 (Utsumi Nobuko) |
内海 暢子 (Utsumi Nobuko) |
内海 暢子 (Utsumi Nobuko) |
齊藤 美音 (Saito Mio) |
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齊藤 美音 (Saito Mio) |
齊藤 美音 (Saito Mio) |
松本 優介 (Matsumoto Yusuke) |
齊藤 美音 (Saito Mio) |
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松本 優介 (Matsumoto Yusuke) |
松本 優介 (Matsumoto Yusuke) |
松本 優介 (Matsumoto Yusuke) |
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専門治療 |
早川 豊和 (Hayakawa Toyokazu) |
早川 豊和 (Hayakawa Toyokazu) |
放射線治療はがん診療の3本柱の1つとして外科手術療法、化学療法とならび重要な役割を果たしています。当科の特色は定位放射線治療(ピンポイント照射)や強度変調放射線治療をはじめとする高精度放射線治療から、当該診療科とともに行う化学放射線療法、症状緩和・QOL向上を目的とした緩和的放射線治療と幅広い疾患に対して放射線治療を行っている点です。当院は地域がん診療連携拠点病院として院内診療科はもとより、地域の医療機関の先生方と積極的に連携を図っています。
放射線腫瘍科は地下1階の放射線腫瘍科外来が窓口となっており、隣接して放射線治療部門があります。患者さんは受付から診察、放射線治療に至るまでスムーズに診療を受けることができます。
放射線治療装置(リニアック)はTrueBeam(Varian)2台を有しています。高精度放射線治療から通常放射線治療まで幅広く対応できる高精度放射線治療機器です。イリジウム線源を用いた小線源治療装置も有しています。