2026年1月17日更新
| 完全予約制 | 〇 | 予約不要 | - |
| WEB・FAX紹介 | 〇 | 紹介状必須 | 〇 |
心臓血管外科は、主に成人の心臓および胸部大動脈の疾患に対する外科治療を専門とする診療科です。心臓や大血管の病気は、患者さんご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな不安を伴うものです。当科では、その不安に丁寧に向き合いながら、一人ひとりの患者さんにとって最適な治療を提供することを大切にしています。
私たちが最も重視しているのは、「病気をしっかり治すこと」と「身体への負担をできる限り少なくすること」の両立です。治療の選択肢は一つではなく、手術が最善の場合もあれば、経過観察や内科的治療が適している場合もあります。当科では、医学的根拠に基づいた標準的で信頼性の高い治療を基本とし、患者さんやご家族が納得して治療に臨めるよう、わかりやすい説明を心がけています。
また、心臓血管外科の診療は外科単独で完結するものではありません。当院では心臓内科、麻酔科、集中治療部、臨床工学部門、看護部、リハビリテーション部門などと緊密に連携し、ハートチームとして診療にあたっています。昨年からは経カテーテル大動脈弁治療(TAVI)も開始し、心臓内科と協力しながら、患者さんの病態や背景に応じた最適な治療方針を検討しています。
さらに、地域の医療機関との連携も重視しており、かかりつけ医の先生方と情報を共有しながら、術前から術後まで切れ目のない医療を提供できる体制づくりに努めています。心臓や大血管の病気について不安や疑問がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
当科では、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、心臓弁膜症、大動脈疾患を中心とした成人心臓血管疾患に対して、幅広い外科治療を行っています。冠動脈バイパス手術、弁膜症手術、大動脈手術を主な柱とし、患者さん一人ひとりの病状、全身状態、生活背景を総合的に考慮した治療を心がけています。
虚血性心疾患に対しては、心臓内科と密に連携し、薬物治療やカテーテル治療を含めた包括的な治療戦略を検討したうえで、外科治療が最も適していると判断される場合に冠動脈バイパス手術を行っています。手術方法やタイミング、人工心肺の使用の有無についても、画一的な方針ではなく、患者さんの状態に応じて最適な方法を選択しています。
心臓弁膜症に対しては、弁置換術に加え、可能な限り患者さんご自身の弁を温存する弁形成術を積極的に行っています。弁の種類や障害の程度、年齢やライフスタイルを踏まえ、長期的な予後を見据えた治療方針を大切にしています。近年増加している大動脈弁狭窄症に対しては、外科治療に加え、昨年より経カテーテル大動脈弁治療(TAVI)を導入しました。心臓内科を中心としたハートチームで十分に検討を行い、患者さんにとって最も安全で有効な治療を選択しています
大動脈疾患では、大動脈瘤や大動脈解離など、緊急性が高く高度な判断を要する疾患にも対応しています。人工血管置換術を基本としつつ、病状に応じてステントグラフト治療を併用するなど、柔軟な治療戦略をとっています。これらの治療においては、血管外科や集中治療部とも連携し、合併症の予防と安全性の向上に努めています。
当科の診療は、手術のみで完結するものではありません。術前から術後、さらには退院後までを見据え、心臓内科や地域の医療機関と協力しながら、切れ目のない医療を提供することを重視しています。かかりつけ医の先生方と情報を共有し、患者さんが住み慣れた地域で安心して療養・通院を続けられるよう支援することも、私たちの重要な役割と考えています。
当科では、心臓および血管の病気に対する外科治療を行っています。
患者さまの病状に応じて、埼玉医科大学国際医療センター 心臓病センターとも連携し、最適な治療方針をご提案します。
主に以下の疾患を対象としています。
※病状によっては心臓内科が主に担当する場合があります
このような症状がある方はご相談ください。
以下の症状は、心臓血管外科と心臓内科のいずれでも診療対象となることがあります。
症状や検査結果に応じて、適切な診療科・治療方針をご案内します。
| 疾患名 | 症例数 |
|---|---|
| 大動脈弁置換術 | 12 |
| 僧帽弁置換術 | 6 |
| 複合弁置換術 | 8 |
| オフポンプ冠動脈バイパス術 | 18 |
| オンポンプ冠動脈バイパス術 | 1 |
| 胸部大動脈瘤手術 | 14 |
| 大動脈解離 | 2 |
| 心臓腫瘍 | 1 |
| 収縮性心膜炎 | 1 |
| その他 | 15 |
| 合計 | 82 |
| 氏名 | 資格 | 職位 | 専門分野 | 認定資格 |
|---|---|---|---|---|
| 徳永 千穂 (とくなが ちほ)
|
教授 | 運営責任者 診療部長 |
心臓弁膜症 虚血性心疾患 大動脈疾患 |
日本外科学会外科認定医・専門医・指導医 心臓血管外科専門医 心臓血管外科修練指導者 植込型補助人工心臓認定実施医 日本脈管学会認定脈管専門医 |
| 三富 樹郷 (みとみ きさと)
|
助教 | 病棟医長 教育主任 |
心臓弁膜症 虚血性心疾患 大動脈疾患 |
日本外科学会外科専門医 心臓血管外科全般 |
| 岡田 至弘 (おかだ のりひろ)
|
助教 | 心臓弁膜症 虚血性心疾患 大動脈疾患 |
日本外科学会外科専門医 |
| 心臓血管外科 | ||||||
| 月曜日 Monday |
火曜日 Tuesday |
水曜日 Wednesday |
木曜日 Thursday |
金曜日 Friday |
土曜日 Saturday |
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| 午前 | ||||||
| 担当 |
徳永 千穂 (Tokunaga Chiho) |
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| 午後 | ||||||
| 担当 |
三富 樹郷 (Mitomi Kisato) |
岡田 至弘 (Okada Norihiro) |
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①極力、紹介状をお書きくださるようお願いします。
②事前のFAXや予約などは歓迎いたしますが、必ずしも必要はありません。
経過の安定している術後の患者さんは、紹介元医療機関へ逆紹介させていただくことを原則としておりますが、病状や患者さんのご希望によっては、当科医師定期出向先医療機関や当院心臓内科などでの診療とさせていただくこともあります。
当科は成人の心臓と胸部大動脈診療に特化しています。人数の少なさもあって、この領域における豊富な経験を積むことができます。専門医制度の面では東京大学心臓外科グループの一員で、資格未取得で他領域の修練が必要なら、関連病院をまわっていただくことになります。
学位取得も可能です(課程博士、論文博士)。
平日の勤務は原則的に朝7時30分スタートで、当直制はとっておらず、休日はローテーションでの日勤です。