検査室の紹介
MRIとは磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略です。血管を描出するMRA(MR-Angiography)、生体物質の成分をスペクトル表示するMRS(MR-Spectroscopy)といった検査方法もあります。
当院は4台のMR装置を有しています。1階の自動再来受付機にて受付後、地下1階核医学診療・MR検査受付までお越しください。核医学診療・MR検査受付より各検査室へご案内いたします。
東MR検査室
検査室 |
MR装置 |
東MR検査室 1 |
SIEMENS社製 MAGNETOM Avanto fit 1.5T |
東MR検査室 2 |
SIEMENS社製 MAGNETOM Skyra fit 3.0T |
東MR検査室 3 |
PHILIPS社製 Ingenia 1.5T |
MR検査室 4 |
PHILIPS社製 Ingenia Elition 3.0T |
検査時間
検査時間は通常20分~30分、特殊検査においては1時間程の検査もあります。なお、検査部位や検査目的により大幅に時間が異なります。
上記の検査時間以外に、大変動きに敏感な検査である事や装置から大きな音が発生しますので、うるさく感じるかもしれませんが動かないようお願い致します。
注意事項
まずMR検査を受ける前に、MR検査を受ける事ができない禁忌事項があります。人命に関わる事項もありますので、御確認をよろしくお願いします。
- 手術歴がありMR非対応の体内金属を有する方(ただし、当院で1990年(平成2年)以降に行っている手術に関しては施行可能です。)
- 体内デバイス(心臓ペースメーカー、除細動器、人工内耳)を留置されている方
(心臓ペースメーカーや手術による体内金属が留置されていてもMRI検査を行える場合があります。事前確認が必要となりますので、まずは依頼科医師にご確認ください。)
- 刺青、アートメイクを有する方(火傷の危険性があります。)
- 磁石式の入れ⻭や⻭科矯正をされている方
(施行した⻭科医師へご相談ください。やけどや不具合の可能性について了承し、ご納得いただいた場合にのみ検査可能です。)
- 妊娠中、もしくは妊娠の可能性のある方(依頼科医師にご相談ください。)
- MR非対応で、脱着不可能な義眼をつけている方
- 吸湿発熱繊維衣類(例:ヒートテック)を着用されている方
- 頭髪及び体毛への装飾、増毛パウダー、カラーパウダー(スプレー含む)、一時的な白髪染め、ヘアアマニュキア、マスカラなど
(頭髪及び体毛への装飾を施した状態で検査を行うと、製品によってはMRI装置の故障につながるため使用は控えてください。)
検査前、検査後の注意事項としては次のとおりです。
<検査前>
ロッカーにて検査着に着替えをしていただきます(鍵をかけてお待ちください)。
- 金属のついた衣類(ファスナー、ホック等)を脱ぐ
- 貼り薬(湿布、磁気治療器(例:エレキバン)等)を外す
- 貴金属類のアクセサリー(腕時計、ネックレス、指輪、眼鏡等)を外す
- 財布、携帯を持ち込まない
- 義歯・義眼等を外す
- コンタクトレンズを外す(カラーコンタクトはMR禁忌)
- 胆嚢・膵管をみるMRCPを行う方は、4時間以上の絶食
<検査後>
造影剤を使用した場合にはいくつかの注意事項があります。
- 極めて低い確率(1%未満)ですが、副作用(頭痛、発疹、嘔吐など)が出現する可能性がありますので、水分を多めにとって投与した造影剤を尿と一緒に排泄するよう努めてください
- 腹部検査の際お飲みいただいた薬の作用により、軟便や下痢といった症状が現れる場合があります。
問い合わせ先
049‐228‐3512 [中央放射線部 核医学診療・MR検査受付]
- 検査について不明な点などございましたらお問い合わせください。
- 当日、来院できない場合や予約の変更に関するお問い合わせは、検査予約を行った診療科ご連絡ください。