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骨密度検査

2023年12月21日更新

骨密度検査

骨の構成要素であるカルシウムやミネラル成分の量(骨密度BMD)を測定し、骨粗鬆症の診断や薬剤などの治療効果判定に必要な検査です。当院ではDEXA法と呼ばれる2種類のエネルギーのX線の透過率の差を利用して骨密度を測定します。
検査室は1階放射線画像診断、X-11の検査室を使用しています。

検査室の紹介

検査室の紹介

検査室 装置
X-11 HOLOGIC製 Discovery  X線骨密度測定装置(DEXA法)
HOLOGIC製 Discovery X線骨密度測定装置(DEXA法)

検査時間

部位 体位 時間
腰椎(正面・側面) 仰臥位 5~10分程度
手首(前腕骨-橈骨) 座位 5分程度
大腿骨頚部 仰臥位 5分程度
全身骨 仰臥位 8分程度

注意事項

  • 妊娠中、妊娠の可能性がある方は、依頼科医師又は担当技師へお申し出ください。
  • 以下に該当する物は取り外して頂き、検査衣等に着替えて頂くことがあります。
    • 金属製品(ネックレス・時計・エレキバン・ブラジャー等)
    • ボタン・湿布薬・カイロ・Tシャツ(ゴム製プリント・ラメ等)
    • コルセット等
  • バリウム製剤を使用した検査(胃や大腸など)や核医学検査、造影検査を1ケ月以内に行った患者さんは、骨密度の値に影響を及ぼす可能性がありますので、依頼科医師にご相談ください。
  • その他、検査について不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
  • 当日、来院できない場合や予約の変更に関するお問い合わせは、検査予約を行った診療科にご連絡ください。

骨密度検査に対するQ&A

Q 骨粗しょう症とは?
体内のカルシウム不足によって骨の密度が低下し、折れやすくなる病気です。閉経後の女性や、特に高齢者に多くおこります。
自覚症状の少ない骨粗しょう症は早期発見・早期治療、定期的な検診が大切です。

Q 検査をするのに食事は大丈夫ですか?
食事、薬に関して制限はありません。

Q 仰向けになるのがつらいのですが?

骨密度検査の画像

腰椎(正面・側面)と大腿骨などは仰向けにならないと測定できません。他の部位で評価して頂くか依頼科医師とご相談ください。

Q 検査法による精度の違いはありますか?
骨密度検査には主に以下の種類があります。
当施設では測定精度に優れ被曝の少ないDEXA法を採用しています。

骨密度検査法 検査・測定部位 測定精度 被曝線量
DEXA法 腰椎・手首(橈骨)・大腿骨・全身骨 少ない
MD法 手(第2中手骨) やや不良 やや多い
SXA法 手首(橈骨)・かかと(踵骨) 少ない
Q-CT 腰椎海面骨(第3腰椎) 不良 多い
p-QCT 手首(橈骨)・脛骨 やや多い
QUS(超音波法) 踵骨(測定値の解明が不十分) やや良 なし
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