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一人一人に応じた最適の治療を

2024年3月1日更新

埼玉医科大学総合医療センター血管外科は、頭頸部・心臓を除く全身の動脈、静脈疾患を対象にしており、一人一人の患者さんに一番適切な治療を提供できるよう最善の努力をしています。

  1. 1)下肢閉塞性動脈硬化症:特に高齢化、糖尿病の増加に伴い、足の潰瘍・壊死を来す患者さんが急増していますが、この領域の治療を専門とする病院は多くなく、また特定の方法で治療されている場合がほとんどです。このような患者さんに対しては複数の治療法を組み合わせることが大事です。当院では、体への負担の少ないカテーテル治療と治療効果の高いバイパス手術さらに再生療法を組み合わせ、全国でも有数の病院となっています。また、新しい医療器機には使用制限があることが多いなか、当院では太い動脈に対して末梢血管ステントグラフト、足の血管に対する薬剤溶出性バルーンを含め、ほぼ最新の医療器機は使用可能です。

  2. 2)腹部大動脈瘤:患者さんの体力や血管形態に応じた最適な治療を心がけています。開腹手術と血管内治療(ステントグラフト内挿術)数はほぼ同数で、また多数の器機から最も患者さんに適したステントグラフトを選択し、その結果、治療による合併症が少なく良好な結果を得られています。一方、動脈瘤が破裂し救命処置が必要な患者さんも積極的に受け入れており、当院で治療を受けられる腹部大動脈瘤の患者さんは増加しております。
埼玉医科大学総合医療センター最新型血管造影室(CT装置付き)で血管内治療中の様子
最新型血管造影室(CT装置付き)で血管内治療中

埼玉医科大学総合医療センター血管外科

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