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病原体との戦いで大きな貢献が期待できるFilmArrayシステム

2024年4月1日更新

感染症とは、病原体と呼ばれる微生物が体内に侵入して起こる病気です。病原体には、細菌・ウイルスなどがあり、インフルエンザや新型コロナウイルスが有名です。従来の感染症の検査は、結果が早く出るが感度が不十分な抗原検査や感度はいいが検査に時間がかかる遺伝子検査などがあります。また結果が陰性の場合、更に別の検査を行なえば更に時間がかかります。しかしFilmArrayは、PCR法を利用して1回の検査で複数の細菌やウイルス、真菌などを迅速に同時に調べることが可能です。つまり、FilmArrayは、感染症が疑われる患者さんに対して網羅的に迅速に遺伝子検査を行うことができます。

当検査部では、原因の鑑別が難しい呼吸器感染症の検査をFilmArrayで行なっています。原因となる18種類のウイルス(新型コロナウィルスやインフルエンザA・Bを含む)と4種類の細菌、計22種類の病原体を45分で同時に検査することができます。Ⅰ本のスワブの検体採取でまとめて検査できるため、従来法のように検査毎にスワブで採取することもなく、患者さんに与える痛みを最小限にすることができます。また、迅速な結果により迅速に治療を進めることを可能とします。

FilmArrayは、図に示した感染症の検査にも対応できます。今後検査部では、血液に病原体が入り込み重篤な状態になる敗血症を対象とした検査も行う予定です。FilmArrayは、病原体との戦いで大きく貢献していくと期待できる装置です。

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