電話

耳鼻咽喉科

2022年10月29日更新

ご挨拶

耳鼻咽喉科では、耳、鼻、のど(咽頭、喉頭)から唾液腺(耳下腺、顎下腺)や甲状腺などの頭頸部領域まで幅広く診療しています。

慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対しては鼓室形成術を、滲出性中耳炎に対しては鼓膜チューブ留置術を行っています。両側高度難聴の方には人工内耳埋め込み術を行い、軽度から中等度難聴の方で補聴器の適応となる方には毎週火曜日の午後に補聴外来を行っています。また、突発性難聴や顔面神経麻痺に対してはおもに副腎皮質ステロイドを中心とする薬物療法を行っています。内耳性のめまいに対しては薬物療法のほかに、良性発作性頭位めまい症に対する理学療法、難治性メニエール病に対する内リンパ嚢開放術も行っています。

花粉症や通年性のアレルギー性鼻炎に対しては、鼻づまりに有効なレーザー手術(日帰り手術)や根本的な体質改善をめざす舌下免疫療法も行っています。慢性副鼻腔炎に対しては内視鏡を用いた副鼻腔手術を行っていますので、昔の副鼻腔手術と比較して顔が腫れずに苦痛が大幅に減少しています。さらに、ナビゲーションシステムが導入されているため、比較的難しい前頭洞手術なども安全に行うことができるようになりました。

アデノイド増殖症、慢性扁桃炎、扁桃肥大を伴う睡眠時無呼吸症候群に対しては、アデノイド切除術、扁桃摘出術を行い、声帯ポリープに対しては顕微鏡を用いた声帯ポリープ切除術を行っています。

頭頸部の腫瘍のうち、鼻、のど、耳下腺、顎下腺、甲状腺の良性腫瘍については積極的に手術を行っています。早期の喉頭がんに対しては外来通院で放射線治療を行っていますが、鼻やのどの進行がんの場合には、国際医療センター頭頸部腫瘍科と連携して、検査や治療を進めております。

医療の進歩により、様々な治療手段を提供できる時代になってきましたので、患者さんのニーズに十分配慮した医療を進めてまいりたいと考えております。

当科の診療について

一般外来
受付時間は月曜から土曜日の午前8時30分~午前11時00分になります。 初診の場合には紹介状を持参ください。
専門外来
専門外来は全て予約制になります。一般外来にて担当医にお問い合わせ下さい。
補聴外来:火曜日午後
補聴外来は医師、聴覚技師、補聴器業者が連携し、補聴器適合検査、聴力検査などを行い評価、調整を行う保険診療です。補聴器は眼鏡と違い1回の調整では必要な音量に至りません。約3か月間調整を行い、患者様だけに適合する補聴器を作成します。過去に補聴器を作成したがうまくいかなかった方も1度ご相談ください。また、補聴器では対応できない両側の重度難聴の患者様には人工内耳をお勧めいたします。なお、当科で取り扱いのない補聴器でも補聴器業者宛ての紹介状を作成しますのでご相談ください。
アレルギー性鼻炎外来
・舌下免疫療法(スギ、ダニ):火曜日午後
免疫療法とは体内に病気の原因となるアレルゲンを徐々に投与し,体質を改善することで症状を緩和することを目的としています。根治に至ることもありますが全体のおよそ20%程度と言われています。免疫療法は治療効果が現れるまで3年以上必要になります。舌下免疫療法では受診4回目以降は月に1回診察となり通院頻度が少なく済みます。長期間の治療ではありますが症状緩和が期待できる治療ですのでご希望の方はご相談ください。
・レーザー下鼻甲介焼灼術、粘膜下下鼻甲介切除術:月~金午後
鼻づまりに悩んでいる患者様に有効な治療手段です。レーザー焼灼術は1年に1回行う必要があります。粘膜下下鼻甲介切除術は5年程度効果がありますが、片側ずつしか行えませんので2か月後に対側を行います。なお、鼻中隔弯曲が顕著な場合外来では行えないことがあります。
特殊検査外来
ABR、ENG:月、水、木、金午後
小児耳鼻咽喉科外来:第一水曜日午前
担当 坂田客員教授より
学生時代小児科の講義で教授の最初の教えが「小児は大人のミニチュアではない」でした。小児は常に成長・発達しておりその途上ということです。したがって小児よくみられる中耳炎でも成人のそれとは対応が異なる場合も少なくありません。小児耳鼻科外来ではこどもの難聴やきこえの問題、めまい・ころびやすいなどの平衡障害、いびき・睡眠時無呼吸などを中心に、難治性の中耳炎などにも対応してまいります。ご相談ください。

対象疾患

耳科領域
耳瘻孔、真珠腫性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎、耳硬化症、突発性難聴、急性低音障害型感音難聴、メニエール病、前庭神経炎、良性発作性頭位めまい症、末梢性顔面神経麻痺、補聴器、人工内耳
鼻科領域
アレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎、慢性副鼻腔炎、鼻副鼻腔腫瘍、上顎洞真菌症、歯性上顎洞炎、鼻茸
口腔咽喉喉頭科領域
味覚障害、慢性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、睡眠時無呼吸症候群、アデノイド肥大症、声帯ポリープ、ポリープ様声帯、喉頭肉芽腫、喉頭のう胞、急性喉頭蓋炎、喉頭腫瘍、嚥下障害
頚部領域
耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、唾石症、甲状腺腫瘍、正中頚のう胞、側頚のう胞
 

対象となる症状

耳科領域
難聴、耳鳴り、音がこもって聞こえる、自分の声が響く、めまい、言葉の遅れ、耳痛、耳だれ、顔面の麻痺
鼻科領域
鼻づまり、鼻漏、後鼻漏、頬部痛、ニオイがしない
口腔咽喉喉頭科領域
いびき、味がしない、繰り返す高熱、咽頭痛、喉の違和感、声枯れ、のどの乾燥感、飲み込みにくい
頚部領域
頚の腫れ、痛み

診療実績

2020年 入院
入院患者数 753
疾患別入院患者数
外耳道腫瘍・外耳道真珠腫 8
先天性耳瘻孔 8
滲出性中耳炎 8
耳硬化症・中耳先天奇形 9
慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎 48
突発性難聴・急性感音難聴 81
末梢性めまい症・メニエール病 21
顔面神経麻痺 48
鼻中隔弯曲症・肥厚性鼻炎 19
慢性副鼻腔炎 69
鼻腔腫瘍 14
アデノイド増殖症 4
慢性扁桃炎 89
急性扁桃炎・扁桃周囲炎・咽頭喉炎 68
口腔・咽頭腫瘍 8
顎下腺腫瘍・唾石症 6
耳下腺腫瘍 26
甲状腺腫瘍・副甲状腺腫 43
頸嚢胞 7
喉頭腫瘍 30
頚部腫瘍 26
声帯ポリープ・喉頭肉芽腫 17
反回神経麻痺 6
急性喉頭蓋炎・喉頭浮腫・頸部膿瘍 34
嚥下障害 16
その他 40
外来
外来患者数 19,292
疾患名症例数
先天性耳瘻孔 12
滲出性中耳炎 363
慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎 213
耳硬化症 20
突発性難聴 456
感音難聴 369
メニエール病 456
めまい症 241
顔面神経麻痺・ハント症候群 160
アレルギー性鼻炎 596
急性副鼻腔炎 95
慢性副鼻腔炎 602
鼻出血症 197
鼻中隔弯曲症 115
急性扁桃炎・扁桃周囲炎 191
慢性扁桃炎 145
睡眠時無呼吸症候群 121
咽頭腫瘍 36
急性喉頭蓋炎 19
急性上気道炎 49
声帯麻痺 44
声帯ポリープ 123
喉頭腫瘍 184
耳下腺腫瘍 199
甲状腺腫瘍 186
頚部腫瘍 56
頚部リンパ節腫脹 92
嚥下障害 71

診療スタッフ

氏名 資格 職位 専門分野 認定資格
菊地 茂
(きくち しげる)
耳鼻咽喉科スタッフ001
教授 診療部長 耳鼻咽喉科学
耳科学
鼻科学
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本気管食道科学会認定専門医
日本耳科学会認定耳科手術暫定指導医
日本鼻科学会認定鼻科手術暫定指導医
二藤 隆春
(にとう たかはる)
耳鼻咽喉科スタッフ002
准教授 診療副部長
病棟医長
耳鼻咽喉科学
気管食道科学
喉頭科学
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本気管食道科学会認定専門医
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
日本抗加齢学会専門医
大木 雅文
(おおき まさふみ)
耳鼻咽喉科スタッフ003
准教授 診療副部長
外来医長
研究主任
耳鼻咽喉科学
耳科学
平衡神経学
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本気管食道科学会認定専門医
日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
日本耳科学会認定耳科手術暫定指導医
田中 是
(たなか すなお)
耳鼻咽喉科スタッフ006
講師 教育主任 耳鼻咽喉科学 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
耳鼻咽喉科専門研修指導医
補聴器適合判定医
日本気管食道科学会認定専門医
竹内 成夫
(たけのうち しげお)
耳鼻咽喉科スタッフ006
助教 耳鼻咽喉科学 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本気管食道科学会認定専門医
騒音性難聴担当医日本気管食道科学会認定専門医
騒音性難聴担当医
杉木 司
(すぎき つかさ)
耳鼻咽喉科スタッフ006
助教 総務担当医長 耳鼻咽喉科学 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
補聴器適合判定医
音声・嚥下機能等判定医
堀越 友美
(ほりこし ともみ)
耳鼻咽喉科スタッフ007
助教 耳鼻咽喉科学 耳鼻咽喉科専門医
髙嶋 正利
(たかしま まさとし)
耳鼻咽喉科スタッフ007
助教 耳鼻咽喉科学 耳鼻咽喉科専門医
多賀谷 亮甫
(たがや りょうすけ)
耳鼻咽喉科スタッフ007
助教 耳鼻咽喉科学
佐野 奈央
(さの なお)
耳鼻咽喉科スタッフ013
助教 耳鼻咽喉科学
石川 翔也
(いしかわ しょうや)
耳鼻咽喉科スタッフ014
助教 耳鼻咽喉科学
井口 元貴
(いぐち げんき)
耳鼻咽喉科スタッフ014
助教 耳鼻咽喉科学
河野 由香里
(こうの ゆかり)
耳鼻咽喉科スタッフ014
助教 耳鼻咽喉科学
山本 レナ
(やまもと れな)
耳鼻咽喉科スタッフ014
助教 耳鼻咽喉科学
坂田 英明
(さかた ひであき)
耳鼻咽喉科スタッフ015
客員教授 耳鼻咽喉科学
小児耳科学
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
補聴器適合判定医
日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
大畑 敦
(おおはた あつし)
耳鼻咽喉科スタッフ016
客員准教授 耳鼻咽喉科学 耳鼻咽喉科専門医

外来担当医表

耳鼻咽喉科
  月曜日
Monday
火曜日
Tuesday
水曜日
Wednesday
木曜日
Thursday
金曜日
Friday
土曜日
Saturday
午前
初診
二藤 隆春
(Nito Takaharu)
竹内 成夫
(Takenouchi Shigeo)
堀越 友美
(Horikoshi Tomomi)
菊地 茂
(Kukuchi Shigeru)
田中 是
(Tanaka Sunao)
(交替制)
大木 雅文
(Oki Masafumi)
井口 元貴
(Iguchi Genki)
井口 元貴
(Iguchi Genki)
杉木 司
(Sugiki Tsukasa)
多賀谷 亮甫
(Tagaya Ryosuke)

石川 翔也
(Ishikawa Syoya)
山本 レナ
(Yamamoto Rena)

高嶋 正利
(Takashima Masatoshi)
河野 由香里
(Kono Yukari)

再診
菊地 茂
(Kukuchi Shigeru)
田中 是
(Tanaka Sunao)
大畑 敦
(Ohata Atsushi)
二藤 隆春
(Nito Takaharu)
竹内 成夫
(Takenouchi Shigeo)

杉木 司
(Sugiki Tsukasa)
多賀谷 亮甫
(Tagaya Ryosuke)
大木 雅文
(Oki Masafumi)
堀越 友美
(Horikoshi Tomomi)
高嶋 正利
(Takashima Masatoshi)

井口 元貴
(Iguchi Genki)
石川 翔也
(Ishikawa Syoya)

河野 由香里
(Kono Yukari)
山本 レナ
(Yamamoto Rena)

・咽頭がん、口腔がんなど抗がん剤や再建術を必要とする癌は扱いません。
・気管・気管支異物は扱いません。

医療機関の方へ

当科では耳科領域では鼓室形成術、アブミ骨手術、人工内耳と一通りの手術加療を行い、突発性難聴、Meniere病、顔面神経麻痺などは診療パスに沿った画一的な治療を行っています。鼻科領域では慢性副鼻腔炎、内反性乳頭腫などに対して内視鏡鼻副鼻腔手術Ⅰ―Ⅴ型、EMMMなど内視鏡手術を中心に行っています。ナビゲーションシステムを完備し合併症の軽減にも努めています。口腔咽喉頭科領域では典型的治療を中心に行っています。頚部腫瘍は良性腫瘍を中心に手術を行い、進行癌の場合は埼玉医科大学国際医療センター頭頸部腫瘍科と連携して、検査や治療を進めております。

当科は各医師の意思を尊重し知識、技術、社会性を備えた医師の育成を行い、臨床・教育・研究においてバランスのとれた職場環境と思います。また、家庭との両立をお考えの女性医師の方々にも働きやすい環境整備を整えています。

近隣の先生方へ

一般外来は月曜から土曜日の午前8時30分から午前11時00分までが受付時間となっていますので患者様へご説明をお願いいたします。上記時間外でのご紹介の場合は当科へ直接お電話にてご連絡いただけますと幸いです。

ご紹介いただく際は紹介状を持参いただけますと患者様のご負担も軽減しますのでよろしくお願いいたします。また、ご紹介いただく場合はアレルギー検査の結果、聴力検査の結果、画像コピーなど添付いただけますと幸いです。

専門外来は予約制となっておりますので、専門外来受診希望の場合にもまず一般外来へご紹介ください。外来担当医が専門外来を予約いたしますのでご了解ください。

また現在夜間救急外来は平日の水・金曜日のみ行っており、休日は埼玉県耳鼻咽喉科救急外来に参加しております。まず1次救急病院を受診するようお願いいたします。

募集(医局員・見学)

当科では随時医学生、前期・後期研修医などの見学、研修を受け付けております。また、入局を希望される医師の方々にも当科での働き方を含めご相談いたしますので一度メールにてお気軽にご相談ください。

菊地 茂 shigeruk@saitama-med.ac.jp
田中 是 cipher@saitama-med.ac.jp

埼玉医科大学バナー 埼玉医科大学看護学校バナー