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耳鼻咽喉科

2019年5月29日更新

ご挨拶

耳鼻咽喉科では、耳、鼻、のど(咽頭、喉頭)から唾液腺(耳下腺、顎下腺)や甲状腺などの頭頸部領域まで幅広く診療しています。

慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対しては鼓室形成術を、滲出性中耳炎に対しては鼓膜チューブ留置術を行っています。両側高度難聴の方には人工内耳埋め込み術を行い、軽度から中等度難聴の方で補聴器の適応となる方には毎週火曜日の午後に補聴外来を行っています。また、突発性難聴や顔面神経麻痺に対してはおもに副腎皮質ステロイドを中心とする薬物療法を行っています。内耳性のめまいに対しては薬物療法のほかに、良性発作性頭位めまい症に対する理学療法、難治性メニエール病に対する内リンパ嚢開放術も行っています。

花粉症や通年性のアレルギー性鼻炎に対しては、鼻づまりに有効なレーザー手術(日帰り手術)や根本的な体質改善をめざす舌下免疫療法も行っています。慢性副鼻腔炎に対しては内視鏡を用いた副鼻腔手術を行っていますので、昔の副鼻腔手術と比較して顔が腫れずに苦痛が大幅に減少しています。さらに、ナビゲーションシステムが導入されているため、比較的難しい前頭洞手術なども安全に行うことができるようになりました。

アデノイド増殖症、慢性扁桃炎、扁桃肥大を伴う睡眠時無呼吸症候群に対しては、アデノイド切除術、扁桃摘出術を行い、声帯ポリープに対しては顕微鏡を用いた声帯ポリープ切除術を行っています。

頭頸部の腫瘍のうち、鼻、のど、耳下腺、顎下腺、甲状腺の良性腫瘍については積極的に手術を行っています。早期の喉頭がんに対しては外来通院で放射線治療を行っていますが、鼻やのどの進行がんの場合には、国際医療センター頭頸部腫瘍科と連携して、検査や治療を進めております。

医療の進歩により、様々な治療手段を提供できる時代になってきましたので、患者さんのニーズに十分配慮した医療を進めてまいりたいと考えております。

当科の診療について

一般外来
受付時間は月曜から土曜日の午前8時30分~午前11時00分になります。 初診の場合には紹介状を持参ください。
専門外来
専門外来は全て予約制になります。一般外来にて担当医にお問い合わせ下さい。
補聴外来:火曜日午後
補聴外来は医師、聴覚技師、補聴器業者が連携し、補聴器適合検査、聴力検査などを行い評価、調整を行う保険診療です。補聴器は眼鏡と違い1回の調整では必要な音量に至りません。約3か月間調整を行い、患者様だけに適合する補聴器を作成します。過去に補聴器を作成したがうまくいかなかった方も1度ご相談ください。また、補聴器では対応できない両側の重度難聴の患者様には人工内耳をお勧めいたします。なお、当科で取り扱いのない補聴器でも補聴器業者宛ての紹介状を作成しますのでご相談ください。
アレルギー性鼻炎外来
・舌下免疫療法(スギ、ダニ):火曜日午後
免疫療法とは体内に病気の原因となるアレルゲンを徐々に投与し,体質を改善することで症状を緩和することを目的としています。根治に至ることもありますが全体のおよそ20%程度と言われています。免疫療法は治療効果が現れるまで3年以上必要になります。舌下免疫療法では受診4回目以降は月に1回診察となり通院頻度が少なく済みます。長期間の治療ではありますが症状緩和が期待できる治療ですのでご希望の方はご相談ください。
・レーザー下鼻甲介焼灼術、粘膜下下鼻甲介切除術:月~金午後
鼻づまりに悩んでいる患者様に有効な治療手段です。レーザー焼灼術は1年に1回行う必要があります。粘膜下下鼻甲介切除術は5年程度効果がありますが、片側ずつしか行えませんので2か月後に対側を行います。なお、鼻中隔弯曲が顕著な場合外来では行えないことがあります。
特殊検査外来
ABR、ENG:月、水、木、金午後
小児耳鼻咽喉科外来:第一水曜日午前
担当 坂田客員教授より
学生時代小児科の講義で教授の最初の教えが「小児は大人のミニチュアではない」でした。小児は常に成長・発達しておりその途上ということです。したがって小児よくみられる中耳炎でも成人のそれとは対応が異なる場合も少なくありません。小児耳鼻科外来ではこどもの難聴やきこえの問題、めまい・ころびやすいなどの平衡障害、いびき・睡眠時無呼吸などを中心に、難治性の中耳炎などにも対応してまいります。ご相談ください。

対象疾患

耳科領域
耳瘻孔、真珠腫性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎、耳硬化症、突発性難聴、急性低音障害型感音難聴、メニエール病、前庭神経炎、良性発作性頭位めまい症、末梢性顔面神経麻痺、補聴器、人工内耳
鼻科領域
アレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎、慢性副鼻腔炎、鼻副鼻腔腫瘍、上顎洞真菌症、歯性上顎洞炎、鼻茸
口腔咽喉喉頭科領域
味覚障害、慢性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、睡眠時無呼吸症候群、アデノイド肥大症、声帯ポリープ、ポリープ様声帯、喉頭肉芽腫、喉頭のう胞、急性喉頭蓋炎、喉頭腫瘍、嚥下障害
頚部領域
耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、唾石症、甲状腺腫瘍、正中頚のう胞、側頚のう胞
 

対象となる症状

耳科領域
難聴、耳鳴り、音がこもって聞こえる、自分の声が響く、めまい、言葉の遅れ、耳痛、耳だれ、顔面の麻痺
鼻科領域
鼻づまり、鼻漏、後鼻漏、頬部痛、ニオイがしない
口腔咽喉喉頭科領域
いびき、味がしない、繰り返す高熱、咽頭痛、喉の違和感、声枯れ、のどの乾燥感、飲み込みにくい
頚部領域
頚の腫れ、痛み

診療実績

2017年 入院
入院患者数 1,384
疾患別入院患者数
突発性難聴 105
顔面神経麻痺 70
真珠腫性中耳炎 23
滲出性中耳炎 14
慢性中耳炎 22
耳硬化症 3
めまい症 49
先天性耳瘻孔 16
慢性副鼻腔炎 76
鼻中隔彎曲症 23
肥厚性鼻炎 23
鼻出血 13
鼻副鼻腔腫瘍 12
慢性扁桃炎 56
扁桃周囲膿瘍 55
睡眠時無呼吸症候群 29
急性扁桃炎・咽喉頭炎 84
咽頭腫瘍 2
声帯ポリープ 21
急性喉頭蓋炎 30
喉頭腫瘍 12
喉頭浮腫 8
耳下腺腫瘍 33
顎下腺腫瘍 13
顎下腺唾石症 8
甲状腺腫瘍 11
頸部嚢胞 9
外来
外来患者数 12,340
疾患名症例数
慢性副鼻腔炎 927
アレルギー性鼻炎 600
めまい症 634
感音難聴 690
突発性難聴 320
鼻出血症 259
滲出性中耳炎 244
メニエール病 218
真珠腫性中耳炎 211
急性副鼻腔炎 199
慢性中耳炎 197
急性扁桃炎 144
慢性扁桃炎 142
喉頭癌 140
喉頭腫瘍 155
顔面神経麻痺 194
睡眠時無呼吸症候群 126
耳下腺腫瘍 147
甲状腺腫瘍 110
声帯ポリープ 75
良性発作性頭位めまい症 72
鼻中隔弯曲症 66
頚部腫瘍 65
扁桃周囲膿瘍 53
甲状腺癌 48
反回神経麻痺 44
鼻副鼻腔腫瘍 86
顎下腺腫瘍 78
甲状腺腫 39
急性喉頭蓋炎 38
先天性耳瘻孔 38
嗅覚障害 37
嚥下障害 37
耳管狭窄症 33
味覚障害 31
甲状腺良性腫瘍 28
喉頭蓋のう胞 27
喉頭肉芽腫 26
好酸球性副鼻腔炎 26
術後性上顎のう胞 26
正中頚のう胞 24
肥厚性鼻炎 24
下咽頭癌 21
耳管開放症 21
耳硬化症 20
シェーグレン症候群 18
ポリープ様声帯 17
中咽頭癌 15
副鼻腔真菌症 15
喉頭軟化症 14
上咽頭癌 14
鼻骨骨折 14
外耳道真珠腫 13
心因性難聴 13
側頚のう胞 13
がま腫 12
舌腫瘍 12
伝染性単核症 12
頚部膿瘍 11
前庭神経炎 11
下咽頭腫瘍 10
頚部リンパ節転移 10
耳小骨の先天奇形 10
舌癌 10
唾石症 33

診療スタッフ

氏名 資格 職位 専門分野 認定資格
菊地 茂
(きくち しげる)
耳鼻咽喉科スタッフ002
教授 診療部長 耳鼻咽喉科学
耳科学
鼻科学
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本気管食道科学会認定専門医
補聴器適合判定医
二藤 隆春
(にとう たかはる)
耳鼻咽喉科スタッフ002
准教授 診療副部長
病棟医長
耳鼻咽喉科学
気管食道科学
喉頭科学
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本気管食道科学会認定専門医
日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
大木 雅文
(おおき まさふみ)
耳鼻咽喉科スタッフ003
講師 診療副部長
外来医長
研修担当医長
研究主任
耳鼻咽喉科学
耳科学
平衡神経学
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本めまい平衡医学会認定専門医
日本抗加齢医学会専門医
田中 是
(たなか すなお)
耳鼻咽喉科スタッフ005
講師 教育主任 耳鼻咽喉科学 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
耳鼻咽喉科専門研修指導医
補聴器適合判定医
日本気管食道科学会認定専門医
騒音性難聴担当医
石川 淳一
(いしかわ じゅんいち)
耳鼻咽喉科スタッフ006
助教 総務担当医長 耳鼻咽喉科学 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
身体障害者指定医
杉木 司
(すぎき つかさ)
耳鼻咽喉科スタッフ007
助教 耳鼻咽喉科学 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
補聴器適合判定医
音声・嚥下機能等判定医
仲山 佑果
(なかやま ゆか)
耳鼻咽喉科スタッフ010
助教 耳鼻咽喉科学 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
堀越 友美
(ほりこし ともみ)
耳鼻咽喉科スタッフ010
助教 耳鼻咽喉科学 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
高嶋 正利
(たかしま まさとし)
耳鼻咽喉科スタッフ010
助教 耳鼻咽喉科学
山田 正人
(やまだ まさと)
耳鼻咽喉科スタッフ010
助教 耳鼻咽喉科学
望月 慧
(もちづき けい)
耳鼻咽喉科スタッフ011
助教 耳鼻咽喉科学
藤綱 舞
(ふじつな まい)
耳鼻咽喉科スタッフ011
助教 耳鼻咽喉科学
倉持 篤史
(くらもち あつし)
耳鼻咽喉科スタッフ011
助教 耳鼻咽喉科学
多賀谷 亮甫
(たがや りょうすけ)
耳鼻咽喉科スタッフ011
助教 耳鼻咽喉科学
坂田 英明
(さかた ひであき)
耳鼻咽喉科スタッフ012
客員教授 耳鼻咽喉科学
小児耳科学
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医
補聴器適合判定医
日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
葉山 菜々
(はやま なな)
耳鼻咽喉科スタッフ011
非常勤医師 耳鼻咽喉科学

外来担当医表

耳鼻咽喉科
  月曜日
Monday
火曜日
Tuesday
水曜日
Wednesday
木曜日
Thursday
金曜日
Friday
土曜日
Saturday
午前
1
再診
高嶋 正利
(Takashima Masatoshi)
再診
望月 慧
(Mochizuki Kei)
初診
杉木 司
(Sugiki Tsukasa)
再診
多賀谷 亮甫
(Tagaya Ryousuke)
初診
望月 慧
(Mochizuki Kei)
交替制
2
初診
二藤 隆春
(Nitou Takaharu)
初診
仲山 佑果
(Nakayama Yuka)
初診
高嶋 正利
(Takashima Masatoshi)
初診・再診
葉山 奈々
(Hayama Nana)
初診
田中 是
(Tanaka Sunao)

3
再診
菊地 茂
(Kukuchi Shigeru)
再診
倉持 篤史
(Kuramochi Atsushi)
再診
大畑 敦
(Ohata Atsushi)
初診・再診
菊地 茂
(Kukuchi Shigeru)
再診
石川 淳一
(Ishikawa Jyunichi)

4
初診
倉持 篤史
(Kuramochi Atsushi)
再診
田中 是
(Tanaka Sunao)
初診
藤綱 舞
(Fujituna Mai)
再診
二藤 隆春
(Nitou Takaharu)
再診
杉木 司
(Sugiki Tsukasa)

5
初診
大木 雅文
(Ooki Masafumi)
初診
山田 正人
(Yamada Masato)
再診
大木 雅文
(Ooki Masafumi)
初診
石川 淳一
(Ishikawa Jyunichi)
再診
山田 正人
(Yamada Masato)

6
再診
仲山 佑果
(Nakayama Yuka)
初診
多賀谷 亮甫
(Tagaya Ryousuke)

再診
藤綱 舞
(Fujituna Mai)


医療機関の方へ

当科では耳科領域では鼓室形成術、アブミ骨手術、人工内耳と一通りの手術加療を行い、突発性難聴、Meniere病、顔面神経麻痺などは診療パスに沿った画一的な治療を行っています。鼻科領域では慢性副鼻腔炎、内反性乳頭腫などに対して内視鏡鼻副鼻腔手術Ⅰ―Ⅴ型、EMMMなど内視鏡手術を中心に行っています。ナビゲーションシステムを完備し合併症の軽減にも努めています。口腔咽喉頭科領域では典型的治療を中心に行っています。頚部腫瘍は良性腫瘍を中心に手術を行い、進行癌の場合は埼玉医科大学国際医療センター頭頸部腫瘍科と連携して、検査や治療を進めております。

当科は各医師の意思を尊重し知識、技術、社会性を備えた医師の育成を行い、臨床・教育・研究においてバランスのとれた職場環境と思います。また、家庭との両立をお考えの女性医師の方々にも働きやすい環境整備を整えています。

近隣の先生方へ

一般外来は月曜から土曜日の午前8時30分から午前11時00分までが受付時間となっていますので患者様へご説明をお願いいたします。上記時間外でのご紹介の場合は当科へ直接お電話にてご連絡いただけますと幸いです。

ご紹介いただく際は紹介状を持参いただけますと患者様のご負担も軽減しますのでよろしくお願いいたします。また、ご紹介いただく場合はアレルギー検査の結果、聴力検査の結果、画像コピーなど添付いただけますと幸いです。

専門外来は予約制となっておりますので、専門外来受診希望の場合にもまず一般外来へご紹介ください。外来担当医が専門外来を予約いたしますのでご了解ください。

また現在夜間救急外来は平日の水・金曜日のみ行っており、休日は埼玉県耳鼻咽喉科救急外来に参加しております。まず1次救急病院を受診するようお願いいたします。

募集(医局員・見学)

当科では随時医学生、前期・後期研修医などの見学、研修を受け付けております。また、入局を希望される医師の方々にも当科での働き方を含めご相談いたしますので一度メールにてお気軽にご相談ください。

菊地 茂 shigeruk@saitama-med.ac.jp
田中 是 cipher@saitama-med.ac.jp

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