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消化器・肝臓内科

2024年1月12日更新

ご挨拶

消化器・肝臓内科は、上部・下部消化管から肝胆膵まで、消化器全領域の診療を担当しています。

消化器の悪性疾患には、食道癌や胃癌、大腸癌、肝癌、胆嚢・胆管癌、膵癌などがあります。当科では内視鏡を用いてこれらの癌の診断を行い、食道や胃、大腸の早期癌切除を行っています。肝がんも当科でラジオ波焼灼療法や経口の抗がん剤治療を行い、放射線科に依頼して肝動脈化学塞栓術などで治療しています。胆嚢・胆管癌や膵癌に対しては、内視鏡を用いて黄疸を軽減させて手術や抗がん剤治療前に患者さんの状態を改善させる治療を行っています。上部消化管や胆膵の進行癌に対する抗がん剤治療も行っています。

良性疾患としては、逆流性食道炎や胃・十二指腸潰瘍、炎症性腸疾患、肝炎、肝硬変、膵炎などがあります。救急医療にも参画しており、消化管出血や腸閉塞、閉塞性黄疸などの救急患者さんも当科の重要な診療対象です。

当科を受診された患者さんには、外科や放射線科などとともに診療に当たることも多く、しっかりした協力体制が構築されています。

当科の診療について

外来診療
当科への初診では、他医療機関からの紹介状を持参されることをお勧めいたします。紹介患者さんを担当する医師が円滑に診療を進めることができます。当科では、FAXによる完全予約制で紹介状を持参される初診の患者さんの診療を行っています。FAX診療予約サービス(総合案内)で月曜日から金曜日までの午前9時から午後3時までの初診外来枠の予約を受け付けます。なお、土曜日は初診外来を行っておりません。紹介元医療機関からFAXで送られたFAX診療予約申込書と診療情報提供書を受理後、同医療機関に電話で予約日時をお知らせします。紹介状がない場合には予約はできませんので、月曜日から金曜日までの午前9時から11時までの受付時間内に受診していただきます。新患担当医が診療に当たります。
 再診外来は、初診として受診され、その後も診療が必要な患者さんや入院して検査や治療を受け、退院後も当科での診療を継続する必要がある患者さんを対象に行っています。再診外来については専門性の高い診療が必要とされる場合は、医師の専門とする分野に応じて担当する医師が決まることがあります。当科での専門的な診療が必要ではなくなった場合は、他の医療機関にご紹介いたします。
 外来担当医師の主な専門分野は、上下部消化管疾患全般、機能性消化管障害、炎症性腸疾患、肝疾患全般、胆膵疾患全般、食道癌、胃癌、大腸早期癌、肝がん、胆道系癌、膵癌などです。専門外来への受診は、基本的には初診外来以降予約を取ることになります。
内視鏡検査
下部消化管内視鏡検査については検査前日より前処置を行いますので検査は翌日以降となりますが、緊急性を要する場合は当日でも施行いたします。
入院
入院は原則、外来を通じて担当医師が入院予約を行い日にちが決まります。他院からの紹介の場合もまず、FAXで外来を予約し受診をしていただきます。ご本人が来院できない場合はご家族や保護者などが代理人となって外来を受診していただきます。入院については基本的には予約入院となりますが、緊急性のある場合は即日入院も考慮いたします。

対象疾患

食道疾患
逆流性食道炎、食道静脈瘤、食道潰瘍、マロリーワイス症候群、食道癌
胃・十二指腸疾患
胃炎、胃腺腫、胃潰瘍、ヘリコバクター・ピロリ感染症、胃癌、十二指腸癌
下部消化管疾患
十二指腸潰瘍、十二指腸腺腫、大腸ポリープ、過敏性腸症候群、大腸憩室出血、大腸憩室炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病、イレウス、慢性便秘症、下痢症、感染性腸炎、虚血性腸炎、大腸癌
肝疾患
肝硬変、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、B型慢性肝炎、C型慢性肝炎、薬剤性肝炎、急性肝炎、肝機能障害、肝性脳症、肝性腹水、肝膿瘍、肝内結石症、肝細胞癌
胆道系疾患
閉塞性黄疸、総胆管結石、胆管炎、胆のう炎、胆のう結石、胆管癌、胆のう癌
膵疾患
慢性膵炎、急性膵炎、膵のう胞、膵管内乳頭粘液腫瘍、膵神経内分泌腫瘍、膵癌
その他
機能性消化管障害、消化管出血

対象となる症状

  • 食思不振
  • 嘔気
  • 嘔吐
  • 胸やけ
  • つかえ感
  • 体重減少
  • 腹痛
  • 胸痛
  • 心窩部痛
  • 背部痛
  • 膨満感
  • 倦怠感
  • 便秘
  • 消化不良症状
  • 脂肪便
  • 下痢
  • 黒色便
  • 血便
  • 吐血
  • 健康診断の結果で便潜血陽性反応
  • 黄疸
  • 貧血

診療実績

2019年度 入院
疾患名 症例数
食道静脈瘤 56
食道癌 39
胃潰瘍 30
胃癌 114
胃腺腫 13
潰瘍性大腸炎 43
クローン病 36
大腸腺腫・大腸癌 83
消化管出血 111
自己免疫性肝炎 7
原発性胆汁性胆管炎 17
肝硬変 77
肝細胞癌 121
胆管炎 82
総胆管結石 87
胆のう炎 6
胆管癌 16
膵炎 74
膵癌 132
2019年度 外来
外来患者延べ数 38,840人

診療スタッフ

氏名 資格 職位 専門分野 認定資格
名越 澄子
(なごし すみこ)
消化器・肝臓内科スタッフ
教授 運営責任者
診療部長
研究主任
肝炎
肝硬変
肝癌
日本内科学会認定医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本肝臓学会専門医・指導医
岡 政志
(おか まさし)
消化器・肝臓内科スタッフ
教授 診療副部長
教育主任
内視鏡センター責任者
消化器がん検診学
ヘリコバクター・ピロリによる胃疾患及び治療
消化管内視鏡学
日本内科学会認定医・指導医
日本消化器病専門医・指導医
日本消化器内視鏡専門医・指導医
消化管がん検診学会認定医
加藤 真吾
(かとう しんご)
消化器・肝臓内科スタッフ
准教授 総務医長
IBDセンター長
炎症性腸疾患
消化器疾患全般
小腸疾患
総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
カプセル内視鏡学会指導医
日本肝臓学会専門医
松原 三郎
(まつばら さぶろう)
消化器・肝臓内科スタッフ
准教授 研修医長
内視鏡センター長
胆膵疾患に対する内視鏡診断・治療(ERCP、EUS)
胆膵疾患に対する経皮的治療
胆膵癌に対する化学療法
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会 専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本胆道学会 認定指導医
日本膵臓学会 認定指導医
高林 英日己
(たかばやし ひでひこ)
消化器・肝臓内科スタッフ
准教授 外来医長 消化管疾患
内視鏡治療
肝疾患
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
がん治療学会認定医
日本消化管学会胃腸科専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
山口 菜緒美
(やまぐち なおみ)
消化器・肝臓内科スタッフ
講師 肝疾患
消化管ホルモン
日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本肝臓学会専門医
大塚 武史
(おおつか たけし)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教 病棟医長 胆膵疾患
内視鏡治療
日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
寺井 悠二
(てらい ゆうじ)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教 消化管疾患
内視鏡治療
肝疾患
日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
日本肝臓学会専門医
須田 健太郎
(すだ けんたろう)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教 胆膵疾患
内視鏡治療
日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
堀 裕太朗
(ほり ゆうたろう)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教 消化管疾患
機能性消化管障害
日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
山鹿 渚
(やまが なぎさ)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教 消化管疾患 日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
加藤 秀輔
(かとう しゅうすけ)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教 消化管疾患 日本専門医機構認定 内科専門医
田川 慧
(たがわ けい)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教 消化管疾患 日本専門医機構認定 内科専門医
田中 孝幸
(たなか たかゆき)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教 消化管疾患 日本専門医機構認定 内科専門医
新井 智洋
(あらい ともひろ)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教
砂田 莉沙
(すなだ りさ)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教
岸 寛士
(きし かんじ)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教
鈴木 一世
(すずき かずとし)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教
鴇田 正樹
(ときた まさき)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教
増渕 悟志
(ますぶち さとし)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教
芦田 安輝
(あしだ やすき)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教
木村 勇太
(きむら ゆうた)
消化器・肝臓内科スタッフ
助教
屋嘉比 康治
(やかび こうじ)
消化器・肝臓内科スタッフ
特任教授 消化管疾患
酸関連疾患
機能性消化管障害
日本内科学会認定医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化管学会胃腸科専門医
西川 稿
(にしかわ こう)
消化器・肝臓内科スタッフ
客員教授 内視鏡治療
肝疾患
日本内科学会認定医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本肝臓学会専門医・指導医
日本消化管学会胃腸科専門医
和田 友則
(わだ とものり)
消化器・肝臓内科スタッフ
客員教授 内視鏡治療
肝疾患
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本肝臓学会専門医
可児 和仁
(かに かずひと)
消化器・肝臓内科スタッフ
非常勤講師 炎症性腸疾患
消化管疾患
小腸疾患
日本内科学会認定医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化管学会胃腸科専門医
細見 英里子
(ほそみ えりこ)
消化器・肝臓内科スタッフ
非常勤講師 消化管疾患
機能性消化管障害
内視鏡治療
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
荒井 亮士
(あらい りょうじ)
消化器・肝臓内科スタッフ
非常勤医師 消化管疾患
内視鏡治療
日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
藤田 徹郎
(ふじた てつろう)
消化器・肝臓内科スタッフ
非常勤医師 消化管疾患
内視鏡治療
日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
野口 賢作
(のぐち けんさく)
消化器・肝臓内科スタッフ
非常勤医師 胆膵疾患に対する内視鏡診断・治療(ERCP、EUS) 日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
日本内科学会総合内科専門医

外来担当医表

消化器・肝臓内科
  月曜日
Monday
火曜日
Tuesday
水曜日
Wednesday
木曜日
Thursday
金曜日
Friday
土曜日
Saturday
午前
紹介状外来
宮内 琉希
(Miyauchi
Ryuki)
岡 政志
(Oka
Masashi)
寺井 悠二
(Terai Yuji)
堀 裕太朗
(Hori
Yutaro)
名越 澄子
(Nagoshi Sumiko)
須田 健太郎
(Suda Kentaro)
道鎮 優
(Douchin
Yu)
田中 孝幸
(Tanaka Takayuki)

田川 慧
(Tagawa Kei)
高橋 久一郎
(Takahashi
Kyuichiro)
木村 勇太
(Kimura
Yuta)
池田 守登
(Ikeda
Morito)
寺本 駿也
(Teramoto
Shunya)
芦田 安輝
(Ashida
Yasuki)
内田 信介
(Uchida
shinsuke)

再診
屋嘉比 康治
(Yakabi Koji)
名越 澄子
(Nagoshi Sumiko)

岡 政志
(Oka Masashi)
加藤 真吾
(Kato Shingo)

加藤 真吾
(Kato Shingo)
松原 三郎
(Matsubara Saburou)
須田 健太郎
(Suda Kentaro)
堀 裕太朗
(Hori
Yutaro)
寺井 悠二
(Terai Yuji)

新井 智洋
(Arai
Tomohiro)
内田 信介
(Uchida
shinsuke)
田川 慧
(Tagawa Kei)
池田 守登
(Ikeda
Morito)
砂田 莉沙
(Sunada
Risa)



田中 孝幸
(Tanaka Takayuki)



午後
再診
屋嘉比 康治
(Yakabi Koji)
名越 澄子
(Nagoshi Sumiko)

岡 政志
(Oka Masashi)
加藤 真吾
(Kato Shingo)

加藤 真吾
(Kato Shingo)
松原 三郎
(Matsubara Saburou)
須田 健太郎
(Suda
Kentaro)
堀 裕太朗
(Hori
Yutaro)
寺井 悠二
(Terai Yuji)

新井 智洋
(Arai
Tomohiro)
高橋 久一郎
(Takahashi
Kyuichiro)
田川 慧
(Tagawa Kei)
池田 守登
(Ikeda
Morito)
砂田 莉沙
(Sunada
Risa)



田中 孝幸
(Tanaka Takayuki)



医療機関の方へ

診療内容

当科はすべての消化器官の疾患を対象とした総合的消化器内科です。したがって、消化器疾患が疑われた場合や消化器関連症状が主訴の場合はご紹介いただきたいと思います。

消化器外来受診について

当科の初診外来診療は月曜日から金曜日まで行っております。土曜日は初診外来を行っておりません。

ご紹介いただく場合は、紹介状があると円滑に診療が進みます。当科では、FAXによる完全予約制で紹介状を持参される初診の患者さんの診療を行っています。FAX診療予約サービス(総合案内)で月曜日から金曜日までの午前9時から午後3時までの初診外来枠の予約を受け付けます。紹介元医療機関からFAXで送られたFAX診療予約申込書と診療情報提供書(紹介状)を受理後、同医療機関に電話で予約日時をお知らせします。紹介状とともにこれまでの検査データや画像検査のレポート、CD-R保存の画像などを持参させてください。

紹介状がない場合には予約はできませんので、月曜日から金曜日までの午前9時から11時までの受付時間内に受診していただきます。

初診後の再診外来については、専門性の高い診療が必要とされる場合は、医師の専門とする分野に応じて担当する医師が決まることがあります。当科での専門的な診療が必要ではなくなった場合は、他の医療機関にご紹介いたします。ご紹介いただいた患者さんは、当科での診療終了後には、できるだけ紹介元の医療機関での継続診療をお願い致します。

外来担当医師の主な専門分野は、上下部消化管疾患全般、機能性消化管障害、炎症性腸疾患、肝疾患全般、胆膵疾患全般、食道癌、胃癌、大腸早期癌、肝がん、胆道系癌、膵癌などです。

内視鏡検査

内視鏡検査については、緊急性を要する場合は当日でも施行いたします。

入院

入院は原則、外来を通じて担当医師が入院を申し込み、後日入院日を電話で患者さんに連絡します。他院からの紹介の場合もまず、外来受診をしていただきます。ご本人が来院できない場合はご家族や保護者などが代理人となって外来を受診していただきます。入院については基本的には予約入院となりますが、緊急性のある場合は即日入院も考慮いたします。

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