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臓器移植センター

2020年2月7日更新

ご挨拶

埼玉医科大学総合医療センターにおける臓器移植は、1999年から行われている腎移植が主たる移植でありましたが、2017年に臓器横断的な移植センターとして、臓器移植センターが設立されました。臓器の種類を問わず移植医療には、手術前の免疫学的な診断、手術前から手術後の免疫抑制剤の種類と投与方法、生体ドナーの評価や安全性の確保、生体移植の倫理的な問題など、多くの共通するテーマがあります。これらのことを一元的に管理する当センターは、患者様にとっても多くのメリットがあります。

当センターでは、生体腎移植、献腎移植、生体肝移植、膵臓移植、膵腎同時移植を実施しています。
臓器移植医療は、さまざまな診療科の医師のみならず、コーディネーター、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床工学士、理学療法士、臨床心理士などのさまざまな職種の人たちと連携を取りながら、実施していく必要があります。当センターは、腎、肝、膵などの臓器移植を東京大学や名古屋大学、米国マイアミ大学などで豊富に経験しているスタッフとともに、埼玉医科大学総合医療センターの全職種と連携し、患者様主体の移植医療を推進してまいります。

当科の診療について

当院では、2017年に臓器移植センターを設立しました。国内では、私たちのような包括的な臓器移植センターはユニークですが、欧米では一般的となっています。臓器移植診療では、肝、膵、腎の各臓器によって違いはありますが、移植前の評価や免疫抑制療法、移植後のケアなどで多くの共通点があり、臓器移植センターとして各臓器移植を行なっていくことは、医療スタッフだけでなく、患者さんやご家族の皆様にも利益になると考えています。

当センターでは、国内外の先進施設で臨床経験を積んだ医師らを中心に、生体肝移植、生体および献腎移植、膵臓移植を行なっています。

肝移植
当院での生体部分肝移植術は、まだ歴史が浅いですが、臓器移植センターの多職種スタッフ連携のもとに良好な成績を収めています。当院で生体肝移植を受けた方は皆、経過が良好です。肝移植術をご希望の方は、紹介元の診療情報提供書を持参していただき、肝胆膵外科外来を受診してください。患者さんご本人とご家族で来院されることが望ましいですが、ご本人もしくはご家族のみの受診も受け付けています。生体部分肝移植が適さない場合は、脳死肝移植実施施設に紹介させていただきます。問い合わせは外科外来049-228-3618までお電話ください。
腎移植
当院では、現在までに29名の方が腎移植術を受けています。また、当院での献腎移植登録患者さんは180名を超え、埼玉県内では最も活動的な移植施設となっています。当院での腎移植を希望される患者さんは、紹介元の診療情報提供書を持参していただき、血液浄化センター腎移植外来(予約制)を受診してください。生体腎移植、献腎移植ともに当院で対応させていただきます。問い合わせは血液浄化センター 049-228-3523 までお電話ください。
膵臓移植
当院は、膵臓および膵腎同時移植術の実施施設として認定されており、膵臓単独移植術、膵腎同時移植術、腎移植後の膵臓単独移植術を実施しています。膵臓移植は1型糖尿病の患者さんが対象となります。膵臓および膵腎同時移植術を受けるためには、膵臓移植中央調整委員会の適応評価の後に、日本臓器移植ネットワークに登録する必要があります。登録を希望される方は、紹介元の診療情報提供書を持参していただき、肝胆膵外科外来を受診してください。既に腎移植に登録されている方も当院での膵腎同時移植は可能です。問い合わせは外科外来049-228-3618までお電話ください。

対象疾患・対象となる症状

生体肝移植
・肝硬変症 (B型肝硬変、C型肝硬変、アルコール性肝硬変、自己免疫性肝硬変、非B非C肝硬変)
・胆汁うっ滞性疾患(原発性胆汁性肝硬変(PBC)、原発性硬化性胆管炎(PSC)、バイラー病、カロリー病、胆道閉鎖症(BA))
・劇症肝炎
・代謝性疾患(・-1 アンチトリプシン欠乏症、ヘモクロマトーシス、ヘモジデローシス、ウイルソン病、糖原病、高シトルリン血症、その他)
・肝臓腫瘍(肝癌(原発性、転移性)、良性腫瘍)
・その他(バッドキアリー症候群、先天性肝線維症など)
腎移植
・慢性腎不全で人工透析(血液透析、腹膜透析)を受けられている方
透析開始前の方も適応となる場合があります。詳しくは当院血液浄化センター腎移植外来(予約制)までご相談下さい。
膵臓・膵腎同時移植
1型糖尿病
 

診療実績

診療実績(2020年1月現在)
術式 症例数
生体肝移植術 3
生体腎移植 14
献腎移植 30
献腎移植登録者数 186

診療スタッフ

氏名 資格 職位 専門分野 認定資格
別宮 好文
(べっく よしふみ)
臓器移植センタースタッフ001
教授 センター長 移植外科
肝胆膵外科
日本外科学会専門医・認定医
日本消化器外科学会・認定医
日本小切開・鏡視外科学会理事
日本移植学会評議員
日本組織適合性学会評議員
牧 章
(まき あきら)
臓器移植センタースタッフ001
准教授 副センター長 移植外科
肝胆膵外科
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本移植学会認定医
米国移植外科学会認定医
米国医師資格(ECFMG certificate)
長谷川 元
(はせがわ はじめ)
臓器移植センタースタッフ001
教授 臓器移植センター管理委員
(兼)腎高内科診療部長
腎疾患一般
腎不全
認定内科医・指導医
腎臓専門医・指導医
名越 澄子
(なごし すみこ)
臓器移植センタースタッフ001
教授 臓器移植センター管理委員
(兼)消化器肝臓内科診療副課長
消化器病
肝臓病
日本内科学会 認定医
日本消化器病学会 指導医
日本肝臓学会 指導医
山本 晃士
(やまもと こうじ)
臓器移植センタースタッフ001
教授 臓器移植センター管理委員
(兼)輸血細胞医療部長
輸血学
血液凝固学
止血血栓学
日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本血液学会専門医・指導医
日本輸血・細胞治療学会認定医
日本臨床検査学会臨床検査管理医
小山 薫
(こやま かおる)
臓器移植センタースタッフ001
教授 臓器移植センター管理委員
(兼)麻酔科診療部長
麻酔科学
集中治療医学
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会指導医
日本集中治療医学会専門医
日本ペインクリニック学会専門医
小川 智也
(おがわ ともなり)
臓器移植センタースタッフ001
准教授 臓器移植センター管理委員
(兼)腎高内科診療副部長血液浄化センター長
血液浄化(HD、アフェレシス、CBP)
在宅透析(PD・HHD)
バスキュラーアクセス
総合内科専門医 内科指導医
透析専門医・指導医
腎臓専門医・指導医
血漿交換療法専門医
岩下 山連
(いわした たかつぐ)
臓器移植センタースタッフ001
助教 臓器移植センター運営委員
(兼)腎高内科診療副部長
腎炎ネフローゼ
二次性高血圧
腎不全
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医
日本腎臓学会認定 腎臓専門医
日本透析医学会認定 専門医
日本高血圧学会認定 専門医
日本医師会認定 産業医
駒込 昌彦
(こまごめ まさひこ)
臓器移植センタースタッフ001
助教 臓器移植センター運営委員
(兼)肝胆膵外科外来医長
移植外科
肝胆膵外科
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
二宮 理貴
(にのみや りき)
臓器移植センタースタッフ001
助教 臓器移植センター運営委員
(兼)肝胆膵外科病棟医長
肝胆膵外科
移植外科
化学療法
日本外科学会専門医
日本肝胆膵外科学会評議員
日本肝胆膵外科学会高度技能専門医
日本消化器外科学会専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医
原 宏明
(はら ひろあき)
臓器移植センタースタッフ001
助教 腎高血圧内科・血液浄化センター 外来医長 腎炎ネフローゼ
腎不全
栄養学
日本内科学会認定内科医、指導医、総合内科専門医
日本腎臓学会認定 専門医
日本透析医学会認定 専門医
櫻井 悦夫
(さくらい えつお)
臓器移植センタースタッフ001
移植コーディネーター 臓器移植センター院内コーディネーター ドナーコーディネーション

外来担当医表

臓器移植センター
  月曜日
Monday
火曜日
Tuesday
水曜日
Wednesday
木曜日
Thursday
金曜日
Friday
土曜日
Saturday
午前

腹膜透析外来
担当医
腹膜透析外来
担当医
腹膜透析外来
在宅血液透析外来
小川 智也
(Ogawa Tomonari)
(1.3.5週)


腹膜透析外来
腎移植外来
岩下 山連
(Iwasita Takatsugu)

腎移植外来
担当医
(1.3.5週)
在宅血液透析外来
担当医
(1.3.5週)
腹膜透析外来
腎移植外来
松村 治
(Matsumura Osamu)
(2.4週)
腹膜透析外来
在宅血液透析外来
小川 智也
(Ogawa Tomonari)
(2.4週)

腎移植登録外来
清水 泰輔
(Shimizu Taisuke)
(2週)
原 宏明
(Hara Hiroaki
)

午後

腎移植外来
岩下 山連
(Iwasita Takatsugu)
(2週・4週)
透析アクセス外来
安田 邦彦
(Yasuda Kunihiko)

透析アクセス外来
小川 智也
(Ogawa Tomonari)
肥田 徹
(Hida Toru)
(交替制)
透析アクセス外来
清水 泰輔
(Shimizu Taisuke)


腎不全療法外来
腎不全療法外来
腎不全療法外来
腎不全療法外来
腎不全療法外来







献腎移植外来

医療機関の方へ

当臓器移植センターの移植相談は生体肝移植および膵臓移植は肝胆膵外科外来で、腎臓移植は血液浄化センター腎移植外来にて受け付けています。

肝移植
当院では、2018年より生体部分肝移植術を実施しております。生体部分肝移植が適さない場合は、脳死肝移植実施施設に紹介させていただきます。肝移植外来は、月曜日、火曜日もしくは木曜日の午前中に外科外来にて受け付けています。担当医は別宮好文(木曜日)、牧 章(火曜日)、駒込昌彦(月曜日)となっています。緊急の場合は月~土曜日9:00~17:00は外科外来049-228-3618に夜間・休日は049-228-3595にご連絡をいただき、肝胆膵外科担当医に取り次いでいただくようお願いします。
腎移植
生体腎移植、献腎移植とも腎高血圧内科・血液浄化センター、泌尿器科、肝胆膵外科からなる合同チームで取り組んでいます。臓器移植センターの開設によって、今まで以上に積極的に取り組んでいく所存であり、御施設からの紹介を頂戴できると幸いです。腎移植に関するご相談は、小川智也(血液浄化センター長)原宏明(血液浄化センター外来医長)を中心に腎高血圧内科医師にて対応いたします。すべて予約制となっておりますので、血液浄化センター 049-228-3523 までお電話ください。
膵臓移植
膵臓および膵腎同時移植術は1型糖尿病の方が対象となります。糖尿病の評価についても当院内分泌糖尿病内科の協力の下に実施しています。膵臓および膵腎同時移植外来は、火曜日もしくは木曜日午前中に外科外来にて受け付けています。担当医は別宮好文(木曜日)、牧 章(火曜日)となっています。
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