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健康管理科(人間ドック)

2018年6月6日更新

ご挨拶

健康長寿は万人の願いです。日本は世界有数の長寿国になりました。しかし残念ながら男女とも生涯の最後に健康上の問題で他者の支援・介護が必要となる期間が平均約10年間あります。

病気による将来の生活の質の低下を避ける最善の戦略は病気にならないこと、次善の策は早期発見・早期治療により障害を最小にとどめ、病気があっても元気に過ごせることです。

死亡・障害につながる心臓病や脳卒中の原因のひとつである動脈硬化は、20歳頃から始まり、全く無症状なまま数十年間進行し、中高年になってから突然病気を起こします。ある種の癌(大腸癌・乳癌など)や認知症になりやすくなる危険因子・生活習慣が動脈硬化と共通することも知られています。ですから、まだ若く症状が何もない時から、老後も支援・介護を必要としない生活を全うするために、健康状態の点検と生活習慣の改善を始めることが望まれます。

人間ドックは隠れた病気や将来に病気を招く危険因子の早期発見と生活習慣改善のアドバイスを行い、平均寿命のみでなく健康寿命も延長し、利用者の方が最後まで自由で自立した生活を送ることを支援します。

当科の診療について

当院の人間ドックの特徴

  1. 1泊2日のドックのみを行っています。通常の1日ドックに比べ、高齢の方、高血圧、糖尿病など慢性疾患治療中の方のご利用も多いです。
  2. 基本検査(全ての方に受けていただく検査)に通常のドックと異なる項目があります(食道・胃の検査は全例内視鏡、心臓超音波検査も全例に行う、呼吸機能検査は行っていないなど)。また基本検査にも当院の専門医による診察が組み込まれています(泌尿器科医の前立腺診察、産婦人科医の診察・婦人科超音波検査、オージオグラムによる聴力検査と耳鼻科医の診察・ファイバースコープなど)。
  3. オプション検査として、大腸内視鏡検査や頭部MRI検査も提供しています。
  4. 結果説明は日を改めて来院いただき、30分間かけて説明、再検査・精密検査の相談や生活習慣改善のアドバイスをさせていただきます。再検査・精密検査は当院の各専門科、またはご希望の医療機関に紹介させていただきます。

基本検査(全ての方に受けていただきます)

問診:
病歴、内服薬、家族歴、生活習慣(飲酒・喫煙)の確認
身体計測:
身長、体重、腹囲
内科診察:
呼吸器の検査:
胸部レントゲン撮影、喀痰検査
循環器の検査:
脈拍・血圧測定、心電図、心臓超音波検査、腹部超音波検査(腹部大動脈)
消化器の検査:
肝機能検査、腹部超音波検査(肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓)、上部消化管内視鏡検査(食道、胃、十二指腸)、便潜血反応(2回法)、直腸診
腎臓の検査:
尿検査(糖、蛋白、潜血)、腎機能(尿素窒素、クレアチニン、推算糸球体濾過量、電解質)、腹部超音波検査(腎臓)
内分泌・代謝の検査:
糖尿病検査(空腹時血糖、グリコヘモグロビン)、尿酸、脂質(中性脂肪、コレステロール)
血液の検査:
貧血の有無、白血球数、血小板数
感染症の検査:
B型・C型肝炎ウイルス検査、梅毒検査
血清検査:
CRP、リウマトイド因子
腫瘍マーカー検査:
CEA、AFP、PSA(男性のみ)
泌尿・生殖器の検査:
男性:
 泌尿器科医による診察、前立腺指診
 女性:
 産婦人科医による診察、経腟超音波検査、子宮頸癌・体癌細胞診
眼科の検査:
アムスラー・グリッド検査(60歳以上の方)、視力、眼圧、眼底写真(無散瞳)
耳鼻科の検査:
聴力検査(オージオグラム)、耳鼻科医による診察・ファイバースコープ

オプション検査(申込み時にご希望により選択していただきます)

特に検査をお勧めする条件を付記します(初めて受ける場合について。2回目以降をいつ受けるかは結果説明の時にお話しします)

  1. 脈波検査:動脈硬化の評価
    70歳以上の全ての方
    糖尿病の全ての方
    50-69歳で動脈硬化の危険因子がある方(高血圧、高コレステロール、喫煙)
  2. 骨密度検査(腰椎、二重エネルギーX線吸収測定法):骨粗鬆症の早期発見
    65歳以上の全ての女性
    70歳以上の全ての男性
    閉経-64歳の女性、50-69歳の男性で骨折の危険因子がある方
    (過度のアルコール摂取、喫煙者、家族が大腿骨近位部骨折)
  3. 胸部CT検査:肺癌の早期発見
    55歳以上、1日のタバコ本数x喫煙年数≧600で現在も喫煙中、または禁煙後15年以内の方
  4. マンモグラフィ検査:乳癌の早期発見
    オプションになっていますが、40歳以上の全ての女性は1年おきに受けることをお勧めします(他施設で検診を受けていれば結構です)
  5. 頭部MRI・MRA検査:無症状の脳・脳血管疾患の発見
    ※体の中に手術などで金属が入っている方(大丈夫なものもあります)、ペースメーカーなどを植込んだ方、刺青・アートメイクのある方、磁石式入歯のある方は検査を受けられません。
    45歳以上で、家族が脳卒中(特にくも膜下出血)、またはご本人に脳卒中の危険因子がある方(高血圧、喫煙、糖尿病)
  6. 大腸内視鏡検査:大腸癌の早期発見
    70歳以上の女性、65歳以上の男性の方
    大腸癌の危険因子がある方(以前に大腸ポリープ、喫煙、肥満)
    1親等の家族が大腸癌の方

検査料金(別途消費税がかかります)

本体価格(税抜)
【基本料金】(1泊2日) ¥77,000
【オプション検査料金】
動脈ドック(脈波検査) ¥2,500
骨ドック(骨密度検査) ¥3,000
肺ドック(胸部CT検査) ¥10,000
乳房ドック(マンモグラフィ検査) ¥3,500
脳ドック(頭部MRI・MRA検査) ¥20,000
大腸ドック(大腸内視鏡検査) ¥15,000
  • 内視鏡検査で異常があり生検(病理検査)を行った場合はその費用が別途かかります。
  • 病理検査は健康保険の適用となり、自己負担額は1検体約5000円です。
  • 1回の内視鏡検査で異常の所見に応じて1~3検体を採取し検査を行う場合があります(5000~15000円の自己負担となります)。
  • 申込みの時に、内視鏡検査で必要な際に生検を行ってよいか確認させていただきます(生検により最終診断がつきますので、ご了解いただくようお願いいたします)。
 

お申込みについて

  1. 完全予約制です。ご希望の方は電話(049-228-3410、人間ドック予約担当)、または直接1階総合案内窓口の人間ドック受付にお申込みください。
    受付時間:月曜日-土曜日(休日を除く)、8:30から17:30まで
  2. 1泊2日で火曜-水曜、木曜-金曜の週2回です。9階西(2018年10月からは2階西)病棟個室に宿泊いただきます。祭日が重なる場合は設定されていません。
  3. 各回4名(2018年10月からは2名)ですが、大腸内視鏡検査は各回2名、頭部MRI・MRA検査は3名しかお受けできません。この2つのオプション検査を希望される場合は早めにお申込みください。後日に追加することはできませんので、必ずお申込み時にご確認ください。
  4. 他院で通院治療中の病気については申込み時にお伝え下さい。また当日にお薬手帳などをご持参ください。病気の状態によってはドックのご利用、オプション検査のご利用をいただけない場合があります。
  5. 上部消化管内視鏡検査(基本検査)、大腸内視鏡検査(オプション検査)で異常がある場合に生検(病理検査)を行います。心臓や脳血管の病気で抗凝固薬・抗血小板薬(血が止まりにくくなる薬)を内服されている方は生検ができない場合がありますので、あらかじめ内服を中止してよいか、かかりつけの先生とご相談ください。(ドックでは通常の診療と異なり、安全を重視して、抗血栓薬内服下では生検を行いません)
  6. オプション検査を含めた時間管理の都合で、日本人間ドック学会の定めた2日ドック基本検査項目の一部を行っていません。そのため保険組合などの人間ドック補助金を受けられない場合があります。あらかじめ組合などにご確認ください。
  7. キャンセルされる場合は、早めにご連絡ください。

診療実績

2017年度 入院
疾患名症例数
人間ドック(1泊2日)291

診療スタッフ

氏名 資格 職位 専門分野 認定資格
伊藤 博之
(いとう ひろゆき)
健康管理科スタッフ001
教授 診療部長
教育主任
研究主任
人間ドック・健康診断
心臓内科・心電図・不整脈
産業医・産業保健
日本人間ドック学会認定医
日本内科学会総合内科専門医
米国内科学会上級会員(FACP)
日本循環器学会専門医
日本抗加齢医学会専門医

外来担当医表

健康管理科(人間ドック)
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土曜日
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