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肝胆膵外科・小児外科

2019年8月8日更新

ご挨拶

「NO」からはじめない。
 私たちが、患者さんの診療の際に、常に心がけていることです。たとえ、どんなに具合が悪い患者さんでも、ただ「NO」と言うのではなく、一人一人の状態に応じた最善の医療を提供することを追求します。

当科は、肝胆膵外科と小児外科の2つの専門医グループに分かれて、それぞれが専門性の高い治療ができるように日々、努めております。
なお当院は、「肝胆膵外科高度技能専門医修練施設A」および「日本小児外科学会教育認定施設」に指定されております。

グループの枠組みを超えた教室全体のテーマは下記の3つです。

  1. 手術前の正確な診断と治療方針の決定
  2. 手術に伴う合併症を防ぐ正確で丁寧な手術
  3. 手術後に起こりうるあらゆる状況に対応できる丁寧な術後管理
  4.   
これら3つのことを教室員全員が心がけ、患者様が安心して手術・治療が受けられるような体制を構築しております。
また、大腸がん肝転移の症例も当科で積極的に手術しており、「肝転移があっても治癒が得られる 」ことを目標に日々努力しております。

当科の診療について

肝胆膵外科グループの特色

先進的コンピューターシミュレーションを応用した安全な手術
術前に3次元再構築画像を用いた解剖構造の把握や正確な切除範囲の測定をすることにより、外科医の経験と勘に頼っていた部分を排し、より正確で安全な手術を追求しています。
高度進行癌に対する積極的手術
肝臓、胆道(胆嚢・胆管)、膵臓の悪性腫瘍では、病気の進行により手術不能と判断される場合もあります。私たちは術前の抗がん剤治療や移植技術を応用した手術方法により、手術不能とあきらめられていた患者さんの積極的な治療を行っています。
腹腔鏡手術の安全性の追求
私たちは、侵襲の少ない腹腔鏡手術を積極的に行っています。当院は高度な腹腔鏡下肝切除術の実施施設として認定を受けています。

小児外科グループの特色

鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術
女児には整容性に優れている腹腔鏡手術を導入し、男児には安全性を重視して精管や精巣動静脈を直視下に確認できる従来法を施行しています。
急性虫垂炎の治療方針
抗生剤治療を先行する待機的虫垂切除の方針を取っています。特に、穿孔して膿瘍を形成した虫垂炎については、強力な抗生剤治療を最初に行い、炎症を治してから数ヵ月後に虫垂を切除するかどうか決めております。もちろん汎発性腹膜炎や腸閉塞を合併した虫垂炎には緊急手術を行います。
創の目立たない臍部開腹手術
小児の腹壁の柔軟性を利用して、お臍の皮膚切開による低侵襲手術法を開発し、肥厚性幽門狭窄症、メッケル憩室、卵巣嚢腫などの手術に導入にしております。
数多くの新生児・乳児手術
当院には世界で有数の新生児集中治療室(NICU)があり、新生児・乳児手術を多数行っています。また、胆道閉鎖症については2016年から全国登録事業に参加して治療成績の向上に努めています。

対象となる疾患

肝胆膵外科グループ

  • 肝癌(肝細胞癌、肝内胆管癌、転移性肝癌など)
  • 胆道癌(胆嚢癌、遠位胆管癌、肝門部胆管癌)
  • 膵癌
  • 膵神経内分泌腫瘍
  • 膵管内粘液産生性乳頭状腫瘍(IPMN、IPMC)
  • 副腎癌
  • 胆石症
  • 胆嚢炎
  • 膵・胆管合流異常
  • 肝のう胞
  • 膵嚢胞性腫瘍など

小児外科グループ

  • 鼠径ヘルニア
  • 臍ヘルニア
  • 陰嚢水腫(精巣水瘤)
  • 精索水瘤
  • ヌック管水瘤
  • 停留精巣
  • 移動性精巣(遊走精巣)
  • 横隔膜ヘルニア
  • 横隔膜挙上症
  • 先天性嚢胞性肺疾患
  • 先天性嚢胞状腺腫様奇形(CCAM)
  • 肺分画症
  • 気管支原性嚢胞
  • 漏斗胸
  • 食道閉鎖症・狭窄症
  • 食道裂孔ヘルニア
  • 胃食道逆流症
  • 胃軸捻転症
  • 肥厚性幽門狭窄症
  • 消化管閉鎖症・狭窄症
  • 消化管穿孔、イレウス(腸閉塞)
  • 消化管重複症
  • 腸回転異常症
  • 腸重積症
  • 胎便性腹膜炎
  • 胎便関連性疾患
  • メッケル憩室
  • 虫垂炎
  • ヒルシュスプルング病
  • 肛門周囲膿瘍
  • 乳児痔瘻
  • 鎖肛
  • 直腸肛門奇形
  • 胆道閉鎖症
  • 胆道拡張症
  • 臍帯ヘルニア
  • 腹壁破裂
  • 肝腫瘍
  • 膵腫瘍
  • 腎腫瘍
  • 副腎腫瘍
  • 仙尾部腫瘍
  • 卵巣腫瘍
  • 正中頚嚢胞など
(対象年齢は基本的に15歳までとしておりますが、小児外科特有の専門性を必要とする疾患については16歳以上の方も診療しています。一方、成人にも発症する虫垂炎については小学生までを担当し、中学生からは消化管・一般外科へ治療をお願いしております。)
 

対象となる症状

肝胆膵外科グループ
肝胆膵外科領域で扱う疾患では症状のない場合が多くあります。また、一般的な腹痛、背部痛で発症されている場合も多く、初療の先生の判断により当科を受診してください。
小児外科グループ
鼠径部やお臍の膨隆・腫瘤(ふくらみ・しこり)、陰嚢腫大(腫れている)、精巣非触知(触れない)、肛門周囲の腫脹、肛門の位置・形態異常、胸の陥凹(へこみ)など。
(腹痛、嘔吐、便秘、下血、腹部膨満、黄疸などの症状については申し訳ありませんが、最初に小児科を受診してください。)

診療実績

肝胆膵外科グループ

2017年 疾患別手術症例数
疾患名 症例数
原発性肝癌 24
転移性肝癌 7
胆管癌 15
胆嚢癌 15
十二指腸乳頭部癌 6
浸潤性膵管癌 39
膵神経内分泌腫瘍 7
その他膵腫瘍 10
良性胆嚢疾患 125
その他 49
年間合計 297
2017年術式別手術数
肝切除 42
部分切除、亜区域切除 9
区域切除以上 21
腹腔鏡下肝切除 12
膵切除 79
膵頭十二指腸切除 56
膵体尾部切除 9
腹腔鏡下膵体尾部切除 10
膵全摘 4
腹腔鏡下胆嚢摘出術 115
その他 61
年間合計 297

小児外科グループ

2017年 入院症例数
(1)新生児
食道閉鎖症 4
小腸閉鎖症 2
横隔膜ヘルニア  2
臍帯ヘルニア 2
ヒルシュスプルング病 1
壊死性腸炎 1
鎖肛 1
胎便関連性イレウス 1
十二指腸閉鎖症 1
腸回転異常症 1
傍尿道嚢腫 1
17
 
(2)幼児~年長児
鼠径ヘルニア (直視下) 29
同上 (腹腔鏡下) 22
停留精巣 22
臍ヘルニア 16
陰嚢水腫 8
急性虫垂炎(腹腔鏡下) 6
同上 (開腹) 1
同上 (保存的) 4
胃食道逆流症 5
摂食障がい(胃瘻造設) 4
肥厚性幽門狭窄症 4
乳び胸 4
横隔膜ヘルニア 4
胆道閉鎖症 3
先天性肺嚢胞症  3
イレウス 3
正中頚嚢胞 3
消化管穿孔 2
食道狭窄症 2
ヒルシュスプルング病 2
胆道拡張症 2
食道裂孔ヘルニア 1
食道閉鎖症 1
鎖肛 1
腸管重複症 1
メッケル憩室 1
腸管内異物(磁性体) 1
痔瘻  1
漏斗胸 1
尿膜管遺残症 1
白線ヘルニア 1
卵巣腫瘍 1
胆汁うっ滞症 1
胸壁皮下腫瘤 1
162
 

診療スタッフ

肝胆膵外科グループ

氏名 資格 職位 専門分野 認定資格
別宮 好文
(べっく よしふみ)
肝胆膵外科スタッフ001
教授 診療部長
研究主任
肝胆膵外科
移植外科
化学療法
日本外科学会専門医・認定医
日本消化器外科学会・認定医
日本小切開・鏡視外科学会理事
日本移植学会評議員
日本組織適合性学会評議員
牧 章
(まき あきら)
肝胆膵外科スタッフ002
准教授 診療副部長
教育副主任
肝胆膵外科
移植外科
化学療法
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本肝胆膵外科学会高度技能専門医
日本移植学会専門医
米国移植外科学会認定医
駒込 昌彦
(こまごめ まさひこ)
肝胆膵外科スタッフ003
助教 外来医長 肝胆膵外科
移植外科
化学療法
日本外科学会専門医
二宮 理貴
(にのみや りき)
肝胆膵外科スタッフ004
助教 病棟医長 肝胆膵外科
移植外科
化学療法
日本外科学会専門医
日本肝胆膵外科学会評議員
日本肝胆膵外科学会高度技能専門医
日本消化器外科学会専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医
三井 哲弥
(みつい てつや)
肝胆膵外科スタッフ006
助教 肝胆膵外科
移植外科
化学療法
長田 梨比人
(ながた りひと)
肝胆膵外科スタッフ007
助教 肝胆膵外科
移植外科
化学療法
日本外科学会専門医
小暮 亮太
(こぐれ りょうた)
肝胆膵外科スタッフ008
助教 肝胆膵外科
移植外科
化学療法
日本外科学会専門医
阿部 学
(あべ さとる)
肝胆膵外科スタッフ008
助教 肝胆膵外科
移植外科
化学療法
日本外科学会専門医

小児外科グループ

氏名 資格 職位 専門分野 認定資格
小高 明雄
(おだか あきお)
肝胆膵外科・小児外科スタッフ001
教授 診療副部長
教育主任
外来医長
小児外科
新生児外科
低侵襲手術
日本外科学会指導医・専門医
日本小児外科学会指導医・専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本超音波医学会専門医
井上 成一朗
(いのうえ せいいちろう)
肝胆膵外科・小児外科スタッフ002
准教授 病棟医長
研修医長
研究副主任
小児外科
新生児外科
外科免疫
日本外科学会指導医・専門医
日本小児外科学会指導医・専門医
日本周産期・新生児医学会認定外科医
日本移植学会移植認定医
牟田 裕紀
(むた ゆうき)
肝胆膵外科・小児外科スタッフ003
助教 小児外科
新生児外科
小児泌尿器科
日本外科学会専門医
日本小児外科学会専門医
日本周産期・新生児医学会認定外科医
日本小児泌尿器科学会認定医
竹内 優太
(たけうち ゆうた)
肝胆膵外科・小児外科スタッフ003
助教 小児外科
池田 理恵
(いけだ りえ)
肝胆膵外科・小児外科スタッフ004
非常勤講師 小児外科 日本外科学会専門医
日本小児外科学会専門医

外来担当医表

肝胆膵外科・小児外科
  月曜日
Monday
火曜日
Tuesday
水曜日
Wednesday
木曜日
Thursday
金曜日
Friday
土曜日
Saturday
午前
1


交替制
交替制

交替制
2
小児外科
井上 成一朗
(Inoue Seiichirou)


別宮 好文
(Bekku Yoshifumi)
初診・再診
二宮 理貴
(Ninomiya Riki)
小児外科
小高 明雄
(Odaka Akio)
(第1週のみ
池田 理恵
(Ikeda Rie))
3
初診・再診
駒込 昌彦
(Komagome Masahiko)
三井 哲弥
(Mitsui Tetsuya)


小暮 亮太
(Kogure Ryouta)

4
交替制
初診・再診
牧 章
(Maki Akira)




午後
1
小児胃瘻外来
(第2・4週)





2
小児外科・再診
小高 明雄
(Odaka Akio)
小児外科・再診
牟田 裕紀
(Muta Yuuki)

移植外来
別宮 好文
(Bekku Yoshifumi)
二宮 理貴
(Ninomiya Riki)

3
駒込 昌彦
(Komagome Masahiko)
三井 哲弥
(Mitsui Tetsuya)


小暮 亮太
(Kogure Ryouta)

4

長田 梨比人
(Nagata Rihito)




医療機関の方へ

  • 肝胆膵外科グループの初診外来診療は月曜〜土曜日の午前11:00まで受け付けています。
    担当医は
    月曜日:駒込昌彦
    火曜日:牧 章
    水曜日:交代制
    木曜日:別宮好文
    金曜日:二宮理貴
    土曜日:交代制
    となっています。
  • 小児外科グループの外来診療日は
    月曜日午前(担当医:井上成一朗)
    月曜日午後(担当医:小高明雄)
    火曜日午後(担当医:牟田裕紀)
    土曜日午前(担当医:小高明雄、第1週のみ池田理恵)です。
  • 都合により担当医は変更になることがありますので、担当医をご指定の場合には事前に外科外来へご確認をお願いいたします。また、救急の場合には外来診療日以外でも診察しますので外科外来へご連絡ください。
      (連絡先)外科外来、TEL: 049-228-3618
  • セカンドオピニオンは随時受け付けております。申込み予約方法については、ホームページ上の受診案内→セカンドオピニオン外来をご覧ください。
      (担当)肝胆膵外科疾患:別宮好文
         小児外科疾患 :小高明雄
  • その他、扱っている疾患や治療法、研修について等、お問い合わせはメールにてお願いいたします。
      (連絡先)肝胆膵外科:別宮好文 ybeck@saitama-med.ac.jp
          小児外科 :小高明雄 07aoda@saitama-med.ac.jp
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