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2024年5月29日更新

予約等の受付方法

完全予約制 予約不要
FAX紹介 紹介状必須 可能であれば持参
  • 診療科の連絡先 049-228-3586
  • 初診受付は、月~金曜日の午前8:30~11:00の間までにお越しください。
  • 土曜日は初診受付は行っておりませんのでご注意ください。
  • 緊急の場合には心臓内科外来(049-228-3586)、17:30から翌朝までは夜間・休日受付(049-228-3595)まで直接お電話をお願い致します。

ご挨拶

わたくしども心臓内科は心臓疾患のみならず、末梢血管疾患、生活習慣病を含む循環器疾患全般の診療を担当しております。
2023年10月に新しい体制となりました当診療科では、これまでに標準治療として行ってまいりました狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患に対するカテーテル治療を基軸に、新たに加わった専門スタッフにより、心不全や不整脈など、さらに多岐にわたる循環器疾患への対応能力を高めています。
また、三次救急を担当する当院の救命科と密に連携し、最近使用可能となった新しい心臓サポート用デバイスを活用し、非常に重篤な状態の患者さんの救命に日々取り組んでおります。さらに、大動脈弁狭窄症(TAVI)や僧帽弁閉鎖不全症(マイトラクリップ)といった構造的心疾患に対する低侵襲のカテーテル治療の開始に向け、心臓血管外科とともに現在鋭意準備中であります。関連病院である埼玉医科大学国際医療センター(日高)は心臓移植施設であり、関係性の強化により最重症の心不全患者さんの対応もスムーズに行えるようになりました。

大学病院のもうひとつの役割としての研究教育について、全国の大学病院および大規模病院の循環器内科とのコミュニケーションを積極的に行なっており、多数の大規模多施設前向き臨床試験に参加しており、コンスタントに学会発表および論文執筆を継続しております。また、毎朝ジャーナルクラブを開催し、最新論文の紹介を通じて常に知識のアップデートを行なっております。

2024年4月には、新たに6名の新入局員を迎えることとなり、24時間365日、高度の循環器医療の提供がより充実することになります。大幅な増員により、新たに導入される医師の働き方改革にも対応可能です。今春には埼玉県内のハイボリュームセンターへの人員派遣と、川越市内への非常勤医師派遣を予定しており、これまで以上に地域の患者さんが安心して生活できる体制を提供できるようになります。
新しく、活気のあるわたくしたちの心臓内科に注目していただき、安心して受診、ご相談いただきますようお願い申し上げます。

診療部長 重城 健太郎

当科の診療について

心臓内科は心臓病の診断と治療を担当しています。胸が重苦しい・痛い・圧迫される、動くと息切れが強い、急に脈が速くなったり飛んだりするなどの症状をお持ちの方は外来をご受診ください。またむくみがひどいけれど原因が分からない方、眼前が暗くなり意識が遠のいたりする発作がある方も心臓病の可能性があります。一度、外来でのチェックをお勧めします。初めて予約なしで受診される方は、月曜日から金曜日の午前11時までに受付をお済ませください。

外来に初めて来られた方は心電図、胸部X線検査、採血、その他の特殊検査を必要に応じて行います。その上で心臓カテーテル検査が必要な場合には、入院の上検査を実施して診断をします。その結果、薬の内服治療だけでよいのか、カテーテル治療や手術が必要なのかを判断し、カテーテル治療は心臓内科で実施いたします。外科手術が必要な場合には、当センターの心臓血管外科に紹介いたします。不整脈に対するペースメーカー・植込み型除細動器、心不全に対する両心室ペースメーカーの植込手術は心臓内科で実施しています。

急性心筋梗塞や不安定狭心症などは緊急治療が必要で、緊急入院の多くがこれらの虚血性心疾患によるものです。胸の重苦しさ・痛み・圧迫感などが30分~1時間以上持続する場合には急性心筋梗塞の可能性がありますので、救急車での来院をお勧めします。時間とともに心臓の筋肉の壊死が進みますので、一刻を争う状態です。時折朝まで我慢していたという方がいますが、激痛や耐えがたい苦しさではなくとも症状が続く場合には、緊急でご来院ください。また、5-15分くらいの症状であっても、以前よりも軽い動きで症状が出るようになった、回数が増えた、回復にかかる時間が長くなったなどの場合には、心筋梗塞に移行しやすい状態の可能性がありますので、できるだけ早く来院されることをお勧めします。当科では、深夜や休日も24時間体制で緊急心臓カテーテル検査・治療が行えるよう準備を整えていますので、速やかに検査・治療を実施することができます。

心不全の場合には、徐々に息苦しさやむくみが悪化してくる場合もありますが、急に息苦しくなって緊急入院となることも多い疾患です。弁膜症、心筋症、高血圧などが原因のことも多いのですが、心筋梗塞が原因のこともありますのでやはり至急来院していただくことが望まれます。心臓病に関しては、がまんは禁物です。当ホームページの「受診案内」に従って、ご来院ください。

対象となる疾患

  1. 心不全
  2. 虚血性心疾患 ①安定労作性狭心症 ②冠攣縮性狭心症 ③急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇型心筋梗塞及びST上昇型心筋梗塞) ④陳旧性心筋梗塞 など
  3. 不整脈 ①徐脈性不整脈(洞不全症候群(sick sinus症候群)、房室ブロック) ②上室性頻脈性不整脈(洞性頻脈、上室性期外収縮、心房細動、心房粗動、発作性上室性頻拍症) ③心室性頻脈性不整脈(心室性期外収縮、心室頻拍、多源性心室頻拍(トルサード・ド・ポワント(torsades de pointes)、心室細動 ④QT延長症候群、Wolff-Parkinson-White <WPW>症候群、Brugada症候群等) など
  4. 弁膜症 ①僧帽弁狭窄症・閉鎖不全症 ②大動脈弁狭窄症・閉鎖不全症 など
  5. 心筋・心膜疾患 ①特発性心筋症(肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋症)、二次性心筋疾患 ②急性心筋炎 ③感染性心内膜炎 ④急性心膜炎、収縮性心膜炎 ⑤心タンポナーデ ⑥心臓腫瘍(粘液腫) など
  6. 先天性心疾患 ①心房中隔欠損症 ②心室中隔欠損症 ③動脈管開存 ④Fallot四徴症) など
  7. 動脈疾患 ①急性大動脈解離 ②大動脈瘤 ③閉塞性動脈硬化症 など
  8. 高血圧症
  9. 低血圧症
  10. 肺動脈血栓塞栓症、肺梗塞

対象となる症状

  1. 胸部の痛み・圧迫感・絞扼感・重圧感、背部の痛み
  2. 動悸、脈の飛び・乱れ、早い脈
  3. 動いた時の息切れ、呼吸困難、夜間の息苦しさ
  4. 持続するむくみ
  5. 一時的な意識消失、眼前暗黒感
  6. 長く続く原因不明の熱
 

診療実績

2023年度症例数
疾患名 症例数
冠動脈カテーテル治療 310
末梢血管カテーテル治療 25
カテーテルアブレーション 45
植え込みデバイス 77
心筋生検 24
大動脈バルーンパンピング 34
補助循環用ポンプカテーテル(インぺラ) 17
外来総数 9,916

診療スタッフ

氏名 資格 職位 専門分野 認定資格
重城 健太郎
(じゅうじょう けんたろう)
心臓内科スタッフ
教授 診療部長
運営責任者
研究主任
心血管インターベンション
心不全
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定専門医
経カテーテル的大動脈弁置換術実施医
小宮山 英徳
(こみやま ひでのり)
心臓内科スタッフ
講師 研究副主任
カテーテル室長
心血管インターベンション 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定専門医
石原 嗣郎
(いしはら しろう)
心臓内科スタッフ
講師 教育主任
病棟長
心不全
デバイス治療
カテーテルアブレーション治療
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本循環器学会認定循環器専門医
ICD/CRT研修終了
阿部 拓朗
(あべ たくろう)
心臓内科スタッフ
助教 医局長 心血管インターベンション
心不全
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
安藤 敏行
(あんどう としゆき)
心臓内科スタッフ
助教 医員 循環器病学 日本内科学会認定内科医
奥田 希子
(おくだ のぞみこ)
心臓内科スタッフ
助教 医員 心血管インターベンション
心不全
日本内科学会専門医
日本医師会認定産業医
河原 勇貴
(かわはら ゆうき)
心臓内科スタッフ
助教 医員 心血管インターベンション
心不全
日本内科学会専門医
谷 昂大
(たに あきひろ)
心臓内科スタッフ
助教 医員 心血管インターベンション
、補助循環管理
心不全
日本内科学会専門医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
小形 円香
(おがた まどか)
心臓内科スタッフ
助教(専) 医員 心エコー
北川 快
(きたがわ かい)
心臓内科スタッフ
助教(専) 医員 循環器病学
三好 晃太朗
(みよし こうたろう)
心臓内科スタッフ
助教(専) 医員 循環器病学
橋本 淳貴
(はしもと じゅんき)
心臓内科スタッフ
助教(専) 医員 循環器病学
米山 史華
(よねやま ふみか)
心臓内科スタッフ
助教(専) 医員 循環器病学
沼賀 美紀
(ぬまが みき)
心臓内科スタッフ
助教(専) 医員 循環器病学
神山 哲男
(かみやま てつお)
心臓内科スタッフ
准教授(埼玉医科大学病院 救急科・緩和医療科)兼担 循環器病学
超音波医学
緩和医療学
日本内科学会認定内科医
日本内科学会認定総合内科専門医・指導医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本超音波医学会超音波専門医
井上 芳郎
(いのうえ よしろう)
心臓内科スタッフ
非常勤講師 心血管インターベンション
心不全
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会認定循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定専門医
日本医師会認定産業医
ICD/CRT研修終了証
石川 昌弘
(いしかわ まさひろ)
心臓内科スタッフ
非常勤医師 心臓リハビリテーション 日本内科学会認定内科医・指導医
日本循環器学会認定専門医
心臓リハビリテーション学会指導士

外来担当医表

心臓内科
  月曜日
Monday
火曜日
Tuesday
水曜日
Wednesday
木曜日
Thursday
金曜日
Friday
土曜日
Saturday
午前
初診
重城 健太郎
(Jujo
Kentaro)
石原 嗣郎
(Ishihara
Shiro)
重城 健太郎
(Jujo
Kentaro)
小宮山 英徳
(Komiyama Hidenori)
竹下 享典
(Takeshita Kyosuke)

阿部 拓朗
(Abe Takuro)



小宮山 英徳
(Komiyama Hidenori)

再診
神山 哲男
(Kamiyama
Tetsuo)
井上 芳郎
(Inoue
Yoshiro)
安藤 敏行
(Ando Toshiyuki)
重城 健太郎
(Jujo
Kentaro)








午後
再診
阿部 拓朗
(Abe Takuro)
奥田 希子
(Okuda
Nozomiko)
小宮山 英徳
(Komiyama Hidenori)
河原 勇貴
(Kawahara
Yuki)
谷 昂大
(Tani
Akihiro)




石原 嗣郎
(Ishihara
Shiro)


専門外来
心房細動外来
重城 健太郎
(Jujo
Kentaro)


ペースメーカー
(交替制)


土曜日は初診患者を受付しておりません。

医療機関の方へ

心臓内科は虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、心不全、不整脈、心筋症、弁膜症、急性大動脈解離、末梢動脈疾患、肺塞栓症などの診療を行っており、川越地区とその周辺の心血管疾患に対して可能な限り受け入れを行なっています。虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)に対しては24時間体制で医師が常駐し、いつでも緊急カテーテルに対応できる体制を構築しております。また、心肺停止やショック症例に対しては高度救命救急センターと協力して補助循環も使用し、救命に努めております。虚血性心疾患や弁膜症に対して、外科的な介入がより良いと判断した場合には心臓血管外科と連携して治療を提供致します。

不整脈については薬物治療やデバイス治療に加えて、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療も開始致しました。末梢動脈疾患に対するカテーテル治療も行なっております。心不全の精査・加療についても力を入れており、心臓移植や植え込み型補助人工心臓が検討される場合には埼玉医科大学国際医療センターと連携しています。

患者さんのご紹介について

心臓内科初診外来は月曜日から金曜日まで開いており、受付は8:30から11:00です。紹介状に加え、心電図・胸部X線写真などをお貸しいただければ幸いです。ファックス紹介という方法もありますので、当ホームページの「病診連携室」のバナーをクリックしてご確認ください。

心臓や血管(動脈・静脈)に関わる疾患が疑われる場合には当科へ御紹介頂けますと幸いです。急患については、上記の初診受付時間外は当日の当直医が拝見しますので、前もってお電話をお願いいたします。

ご紹介・ご依頼のお電話は8:30から17:30は心臓内科外来(049-228-3586)、17:30から翌朝までは夜間・休日受付(049-228-3595)にお願いいたします。また、急性心筋梗塞や急性心不全等が疑われ、心臓内科医師との直接のやりとりをご希望の場合は、「心臓内科ホットライン」(080-9980-2999)で24時間対応しておりますので、是非御利用ください。

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